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シリーズ 21 「自己分析の考え方・やり方・書き方論」 キーワード症候群(2)

自己分析の考え方・やり方・書き方
2017-11-21

自己分析の考え方・やり方・書き方

続きです。大学入学時のことを思い起こす際に、ダラダラ束縛なく自由に過去の掘り返しを行っている人であれば、

「そういえば、入学式の時は天気は良かったけど、体調は最悪だったなあ。二日酔いだったもんなあ。初めて一人暮らしを始めたマンションには、同じ大学の新入生が5人もいて、そいつらと前夜祭と称して、飲み会やったんだよなあ。思い出してきた。ビールから始まってウイスキーをロックで飲んで、気がつきゃ何本空けたっけ?だいたい、俺含めた3人は、浪人してたし、現役の奴らとは経験値が違うんだ、っていうのを誇示しようとイキって、飲み方も知らないのに、ガンガン飲んで、お開きになったのは3時ごろ?だったかな。部屋に戻ると、吐いたりして大変だった・・・。次の日は、みんなで二日酔い。だから入学式が終わった早々に、帰ってきた記憶があるなあ・・・」
なんていうふうに、連鎖反応で過去の記憶が蘇ってきます。・・・ちなみに、この回想は僕の実話です(笑)。
 自己分析の段階では、このように何も束縛されず、自由に思い出していくことが重要です。自己分析のマニュアル本とかを読むと、色々やり方や手順が書いてありますが、僕に言わせると、これはキーワードありきで過去を掘り返してしまう、いわゆる「キーワード症候群」に陥ってしまう可能性が高いんです。
 自分の過去の体験や経験は、全て事実だし、正しいとか間違いとかはありません。その行動という結果には、必ず邪心があったはす。就活の際、使えるかどうかは別にして、まずはこの邪心を思い出すという作業に没頭するほうが、自分を知るためには、また自分の素に自信を持つためには、よっぽど理にかなっています → 「邪心」については、「自己PRのやり方論」20 以降を参照ください。
 これは、大好きな彼氏に色々聞いてほしくて、「あの時こんなことがあってね、それでね、それでね・・・」って一生懸命しゃべっている女の子になったつもりで思い出していくと、結構うまくいきます(笑)。
 キーワード症候群に陥るということは、ESや面接に使えるかどうか?という視点で、過去の掘り返しを行うということになります。それでは上っ面のことしか見えないんです。全ての行動の下に埋もれている、自分の大切な価値観、つまり邪心を見逃してしまう可能性が高い。だから最後の最後に、自分って何だろう・・・?とか、ぜんぜん自信持てないよ・・・って悩むことになるんだと思います。
 就活の時期に自己分析をなぜ行うのか?それは企業から内定をもらうためでしょうか?もちろんその答えも間違いじゃありません。でも正しい見解とは言えない。自己分析を行う本質は、自分の素を好意的に認めてあげて、それを自分の武器として、今後の長い社会人生活のスタートに活かすこと、これです。もっと言うと、それを将来の輝く自分らしい生き方の糧にすること、ですね。
 大学入学式の前日に、酒を飲みすぎて二日酔いになり、入学初日のイベントを途中で切り上げて帰ってきた・・・という行為は、もちろん褒められたことではないんだけど、でも自己分析の過程では、なぜ酒を飲みすぎて二日酔いになったのか?という部分を思い出すことが重要。ESや面接に使えるかどうかなんて、この時点では一切関係ない。
 僕らが酒を飲みすぎて二日酔いになったしまったのは、「現役生にいいカッコをつけたかった」「自分たちは色々経験してるんだみたいなことを誇示したかった」・・・ただ、これだけです。若気の至りですけど、事実です。この価値観がその後の大学生活にどう反映されているか?またはされていないか?ということを考えていくことが、価値観の把握になると思います。
 二日酔いなったこと自体は、なんら就活にプラスの材料ではありません。だからキーワード症候群に陥った学生であれば、始めから、こんなの使えねえと言ってスルーしてしまうことですよね。しかし、ここに眠る価値観を把握しておくことは、今の自分を知る上で手掛かりになるかもしれません。
 僕が、学生の書くmixiの日記やブログが一番参考になると主張するのはそういうことなんです。
つづく。



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