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シリーズ 23 「自己分析の考え方・やり方・書き方論」 ご都合主義隊には参加しない!

自己分析の考え方・やり方・書き方
2017-11-24

自己分析の考え方・やり方・書き方

 大学時代の経験で、アルバイトの体験を思い起こし、「妄想」をした場合。前回も書きましたが、自分はアルバイトでリーダーシップを発揮した!っていうことありきで思い返してしまうと、過去のアルバイトの経験自体が常にリーダーシップありきで構築されてしまいます。つまりはキーワード症候群ですね。
 前回、自己分析のコツは、妄想族になることである、という見解を書きました。妄想は確かに真理なのですが、一方で絶対にやってほしくない妄想があります。それは過去のストーリーをご都合主義で勝手にいじらないということです。
 「キーワード症候群」と同じくらい、この「ご都合主義隊」に陥ることは、自己分析でリスクになりますね。
 過去というのは、決して消せないし変えられない。客観的に視たらその通りですが、でも自分にとって都合のいいように再構築することは可能です。主観的に視たらどんな人でも、どんな心苦しい体験でも、君子聖人、スーパーマン、英雄にすることができます。自分の妄想の中では、シナリオなんて自由自在。まさに全権監督ですからね。
 過去を再構築する「ご都合主義隊」に加入してしまうと、正しい価値観の把握はなされません。よって自己PRがぶれてくる可能性が高くなります。何よりも、「ご都合主義隊」の人にとって一番コワいのは、素の自分、つまり自分の手のひらを言葉に落としこめない確率が上がることです。だって、過去を再構築させているんだからね。
 アルバイトやサークルのように、組織の中で一定の役割を持って行動する場合には、当然ですが周りには複数の人がいます。その人たちも、横一線ではなく、上司部下、先輩後輩のように、ラインやポジションがあるはず。そうすると、何か事を起こすときに、自分の思い通りに進むはずはありません。意見のすり合わせや調整を行って、時には自分の意見を引き下げなければならない場合もあるでしょう。苦汁をなめたりする場合だってある。
 そういった経験で自分が何を得たか?を考える際に、周りの人がその時どう思っていたのか?を出来るだけ客観的にイメージすることが重要です。周りの人の思惑や意見があって、自分の行動も決められてしまうことってあるから。
 実は、これは状況判断力や理解力をつけるポイントになります。つまり、周りの人がどう思っているのか?今のその場の空気はどう流れているのか?ってことを読むということです。
 もうかなり前、ブログを始めた当初のことになりますが、「考える訓練」 という記事を書いたことがあります。これは今回で言う、理解力について触れたものです。仕事のスキルは、大学を卒業して社会人になって、実際に現場で揉まれないと、絶対に得ることはできませんが、この理解力というものは、学生時代にも十分身につきます。
 これからデキル大人になるには、どんな仕事であれ、その仕事をするための知識や経験は大切です。でもそれだけでは不十分。いい仕事をするために、もっと根底部分で必要なものは、状況判断や調整を行うことはできる力です。これが出来ないと、絶対にいい仕事は出来ません。そのために必要なのが理解力という訳です。
つづく。



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