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シリーズ 7 「圧迫面接は枯れ尾花」 面接官の思惑(2)

圧迫面接
2017-07-05

圧迫面接

①社長の権限が絶大、もしくはワンマン企業である場合。②最終面接官(例えば人事部長とか人事担当役員とか)が、採用にかけては経験豊富で、熟練のプロである場合。
最終選考で、1:1の面接によって合否が決まる場合の要件は、
「面接官が、新卒採用に関して絶対的な権限を持っている」
ということです。くだけた表現をするならば、
「その面接官が選んだヒトについては、誰も文句は言えない!」
ということになります。
 社長のワンマン企業の場合は、ヒドイ時は、その社長の好き嫌いで合否が決まる場合だって、現実にはあります。ここまでESや筆記、そして集団モノ等を切り抜けて来たのに、最後は好き嫌いで決まるのかよ!?今までの選考は何だったんだよお!?・・・って呆れる人もいるでしょうが、これは、ある意味仕方ないことでもあります。
 これから書くことは、あくまでそういう可能性もあるっていうことです。社長のワンマン企業が全てそうだと言ってるわけではないので、その点はご理解ください。
 オーナー企業で、ワンマン企業の場合は、当然ですがその社長が会社を起業して、ここまで育て上げてきたんです。たとえ株式会社であったとしても、誰がなんと言おうが、その会社はその社長の会社です。
 新卒を採用できるステージの会社というのは、間違いなく本業の商売がうまくいって成長過程にある時です。大企業であればともかく、中小ベンチャーであれば、業をもっと軌道に乗せないと!って考える会社は、新卒より中途採用で戦力アップを図るからです。
 新卒は当然ですが、働いた実績がないので、変なクセがついていません。これから入社する会社に影響される人種です。だからこそポテンシャルが重要視されるんですが、会社によっては性格が重要視されることだってあります。
 性格とポテンシャルは、似ているようで実はちょっと違います。例えば、『自信過剰なところがあって、意見を曲げないし言い方もムカつく』っていう性格で、でも一方で、『営業やらせりゃ、結構売って来るんだよなあ。あの性格が幸いすることあるんだな』っていうタイプのヒト。意外とこういうタイプっていますね。特に若いうちは。
 言い方がムカつくタイプは、いくら面接で猫をかぶっていても、少し話していれば、その性格が出てくるものです。でもムカつく言い方が問題だと思っても、それは入社後に矯正してあげればいい話。一番大事なのは、自分の会社の採用スペックに合うかどうか?で、うちの営業スタイルにハマってくれるか?っていうポテンシャルの見出してあげることです。・・・難しいんですけど、これって。
 性格の好き嫌いによって人間関係がギクシャクすることは、どこの世界でもあります。会社でもそう。上司とウマが合わないこともある。でもそれ以上に、部署にはそれぞれ使命があって、その使命を達成することに関してはみなが、共通意識を持っています。その使命を達成できるかどうかがポテンシャルです。
 社長一人で最終面接をする会社の場合、しかもその社長が①の要件を満たしている場合、ポテンシャルより性格を重要視してしまう可能性があります。要は「俺が気に入ったから合格!ムカついたから不合格!」みたいなね。
 これは、ヒトによってはもしかしたら、圧迫感を感じるかもしれないですね。気に入ってもらえたら、楽しいひとときになるでしょうが、逆に出ると、ぶっきらぼうな受け答えに終始されるかも。こうなったら相手が社長であるだけに、非常に圧迫感があるかもです。これは、その社長の感性のみで最終の合否が決まってしまうケース。その社長にとってみれば、「ここは俺の会社なんだから」っていう意識があり、自分でなんでも決めてしまいます。
 だからここまでの選考ステップにおける評価は、最悪の場合、全く意味がないものになることもあります。だったら最初から社長と面接やらせてくれ!って思うかも。
 ただし②に該当する場合、つまり最終面接が人事のお偉いさんだった場合は、こういう不幸はグンと減ります。何故かというと、人事のお偉いさんは、以前は人事部のスタッフだったからです。だから会社組織で物事を決定するということをアタマと身体で理解しています。最終面接に臨む、目の前にいる学生は、ここまでのステップでESや筆記、集団モノや二次面接等で一定の評価をされた学生です。これは自分の部下である人事部員たちが、真剣に業務を遂行した結果ですので、尊重しないわけがない。
 よく学生の間に飛び交うウワサで、 「あそこの会社は、最終面接は確認面接で、そこまで進む学生は内定が出る」っていうものがありますよね?これは、②のような選考を踏む企業が該当します。これを会社サイドの人事のお偉いさんの立場で言えば、「ここまで学生を評価してきた自分の部下の判断を信頼している」と言うこともできますね。
 もっとも、確認面接と言っても、100%の学生に内定が出るわけではありませんよ。ここまでの部下の判断を信頼しつつも、やはり最終権限を持つお偉いさん。違うと思えば、落とされます。そこは勘違いしないで下さい。
 人事のお偉いさんとサシで面接する場合は、やはり威圧感はあると思います。でも圧迫感は比較的感じないのではないでしょうかね?だって、自分が信頼する部下たちが選別した学生なんだからね。質問の方も好意的なものが多くなるはずです。
 さて、ここまですっかり長くなりましたが、これから面接官が複数で選考するケースの本質を探っていくことにします。・・・ようやく圧迫面接に迫れそう。

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