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シリーズ 9 「圧迫面接は枯れ尾花」 複数の面接官

圧迫面接
2017-07-07

圧迫面接

 面接を1:1で行う場合は、どういう事情や思惑があるか?・・・っていうテーマに予想以上に多くの時間を割いてしまいました。こんなに長くなる予定ではなかったんですが・・・。しかも脱線してるし・・・。      という訳で、やっと本流のテーマに戻っていきます。       2.実質的に圧迫面接ではない場合    (2)面接を行う会社サイドの事情  (4)選考ステップによる違い   ①一次面接の場合    ②二次面接の場合          多くの企業では、通常、面接は複数の面接官で行います。1:1で面接をする企業は、昨日まで書いてきたように、面接官に絶対的な権限があるか、ここまでの手順を尊重した確認面接か、もしくは面接自体が機械的なものか?に多くの場合、限られるからです。          (2)における会社サイドの事情というのは、先の「集団モノシリーズ」 に詳しく書いてきたことにほぼ網羅されます。(4)の①も同様です。一次面接が、集団モノか個人面接っていうのは、企業ごとのポリシーに起因するものであり、どっちが良いとか悪いとかの問題ではありません。エントリーしてくる学生の総数や、ES・筆記試験における選考の精度にも寄るでしょうしね。        ただ、集団モノ選考であろうが個人面接選考であろうが、一次面接段階で面接官が複数いる場合は、多くの場合、面接官は新卒採用のプロではありません。他部署の従業員も混じっているでしょうし、人事部の若手クラスが混じっている場合もあるでしょう。        もっとも人事部の若手クラスとは言っても、それは課長職や部長職のような管理職ではないという意味で、人事部員としては経験をある程度積んでいるし、面接経験におけるベテランの人の横について採用面接の勉強もさせてもらっていたりした人です。本当の意味の若手、例えばもし来年、これを読んでる学生の皆さんが人事部に配属になった場合、いきなり皆さんが面接官になれるかというと、そんな訳はありません。新入社員は、受付をしたり会場設営をしたり資料準備をしたり・・・といった裏方業務がメインでしょう。        話を戻しますが、そういった一次面接クラスの面接官の場合は、当事者意識を持っていない人がいるので、独りで面接をやらせると、間違った判断で会社にその会社にとって優秀な学生を落としてしまう危険性が高まります(この辺りの詳しい見解は、「集団モノ6」「集団モノ7」 を参照ください)。        この考え方は、一次面接クラスでは個人面接の場合でも同じですね。ずっと過去の記事ですが 「面接官の経験値」 に登場するような面接官だった場合は余計です。だから面接官は、一つの会場に2人以上は置いて、お互いの意見を相互に確認(牽制)させ合うんですね。        集団モノや一次面接なんかで、面接官が複数いる理由は、実はこういう裏事情があるんです。面接に挑む学生の立場からすると、面接官が多いと緊張感や圧迫感は増すし、一人の面接官が質問して、その質問に回答している時でも、逆に質問してない面接官の方が気になったりして、言いたいこと言えんわ!って感じてしまうかもしれません。        会社の立場からすると、面接官が複数っていうのは、学生が間違った判断によって不幸にならないように、最大限配慮した結果なんです。学生の将来を真剣に考えている証拠。でも学生には、この裏事情が判りませんよね?特に一次面接で面接官が複数いる場合。これはその面接官が、その学生のことを評価できないというか、判断できないからこその措置なんですが、学生にとっては、さらに緊張と圧迫を感じることになります。さらにさらに、会場作りに関して窓がなかったり、妙に狭かったり、自分の居場所に椅子しかなかったりしたら、これはもう、そこに座っているだけで圧迫感の相乗効果。ツライですよねえ(笑)。        一次面接に挑む段階というのは、学生は、その会社全体から受ける緊張感に大いに支配されるものです。例えて言うなら、たまにしか行かない病院の待合室で呼ばれるのを待ってる時の心境にも似ているものです。なんとなく緊張するというか、腰の据わりが悪いというか。加えて病院の待合室には、独特の“匂い“がありますよね?それも緊張感を高めます。        採用面接の控え室でもほぼ同様の心境に襲われます。まだ経験をあまり積んでいない学生に、企業の“匂い“にやられることも多いでしょう。その後呼ばれて入室。病院では「・・・ああ、色々聞かれて最後は注射かなあ・・・?」なんていう時の気持ちが、まさに採用面接で入室した瞬間、目の前に面接官が複数いた場合に似ています。        ただ、注射だってイキナリ、まったく想定外だったときにやられると、すっかり舞い上がってしまうでしょうが、初めから覚悟を決めておけば、取り乱すことはないですよね?内心イヤ仕方なくても(笑)。        一次面接も同じ。目の前にいる面接官も、「この人たちは所詮、私を判断する権限なんてないんだ」って自己暗示できてれば、いい意味で相手を見下すことができるというか、取り乱すことはなくなります。一次面接で面接官が何人いようが、その人たちの役割は、集団モノシリーズで書いた面接官の役割と一緒。だからここでも、        「笑顔でハッタリをかます!」        ことを意識すれば、圧迫感が緩和されるはずです。        僕は学生によく以下のように暗示をかけます。       「君は、俺と話をする時に、ざっくばらんに話してるでしょ?でも俺のような肩書きの立場であれば、もし新卒採用をするとしたら、絶対に最終面接くらいに登場してくる人間なんだ。家では平社員だけど・・・。君はそんな人と対等にお話したり、不満とか文句を平気で言えてるんだよ。一次面接の面接官は、立場的には俺より下だよ。だから絶対に大丈夫!!絶対にハッタリかませることできるはず!!」           つづく。          

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