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シリーズ 10 「圧迫面接は枯れ尾花」 二次面接の圧迫要件

圧迫面接
2017-07-09

圧迫面接

 圧迫面接要因のうち、(4)の場合。同じ面接官が複数いる場合であっても、二次面接以降のステップ(最終面接までを含む)で面接官が複数いる場合は、一次と比べると、面接官の位置づけが異なってきます。理由はいくつかあります。
 1つ目は、昨日の記事の中でも若干触れましたが、 「人事部の若手クラスの面接官としての経験値をアップさせるために、同席させている」場合です。この面接官には、ただ横に座って聞いているだけではもったいないので、書記の役割もやらせることが多い。よく面接官の中で、質問を一回もして来ないのに、なぜか面接官席の端に陣取っていて、下向いて何やら書き込んでいる人っているでしょ?こういう人は、人事部の若手クラスに該当する可能性があります。
 このように、一所懸命に下を見て何やら書き込んでいる人っていうのは、面接官の経験値アップということが、必ずしも目的でない可能性を持っている場合もありますが、どっちにしても学生から視れば、全く気にしないでいい人です。人形だと思ってもいいくらい(笑)。よく学生間で持ち上がる就活のテーマで、
「面接官が複数の場合、自分ガ発言する時には、面接官全てに視線を持っていきつつ、回答しなければならない」
 なんていうのがあります。これについての見解は、この後書くとして、少なくとも一つハッキリ言えるのは、
「下を見て何やら書き込んでいる人のことは、全く気にしなくていいし、無理して視線を持っていく必要はない!!」
 ということです。だって人形なんだからね。だから面接官が二人の時で、一人がこれに該当する場合は、実質的には1:1のサシ面接だと思って構いません。だって単なる書記だからね。
 この書記の役割を担う人が書いている書類にしても、人物評価に際しては、そんなに重要視されません。後で学生を判断できる権限を持つ面接官が、じっくりそれを見返すこともあまりありませんね。だから、その書類が学生の合否に大きく影響することは絶対にないので、安心して人形だと思ってください。
 ただ、合否に影響しませんが、違う次元でこの書類が重要になることがあります。それが、面接官が複数いることに関する2つ目の理由にリンクします。
 2つ目の理由とは、「言った言わないの世界になることを避ける」ということです。
 二次面接以降、特に当然ですが最終面接の段階になると、それはもう、通過させるステップではなく、学生の良し悪しをを判断するステップになります。難しい表現を用いると、一次面接が審査機関で、二次面接が承認機関と言えます。
 二次面接が承認機関である以上、学生に対して、何がしかのジャッジをしなくてはなりません。つまり合否のシロクロをハッキリさせるということです。そこでシロクロをはっきりさせるためには、面接における質問のグレードも高いものにならざるを得ません。学生の回答に対する中途半端な確認や、面接官の独りよがりの安易な理解は、学生の適切な評価につながらないからです。
 シロクロをはっきりさせる承認機関で、もし適切な評価が成されなかったら、会社の採用スペックにハマる優秀な学生をみすみす逃してしまうことになり、お互い不幸です。また逆もしかりです。本来はその会社にハマルことはないような学生を採用してしまったら、その学生は、入社後の会社勤務が多大なストレスになってしまい、早々に辞めてしまうことになりかねません。これは会社にとっても痛いことですが、それ以上に一人の学生の人生をも台無しにしてしまうことになるかもしれません。
 これを避けるために、特に二次面接以降の面接官は、あまり冗談も言わず、キツイところまで突っ込んでくる訳です。学生が発言した回答をそのまま鵜呑みにすることは絶対にありません。極論すれば、目の前にいる学生が「私の長所は、積極的なところです。大学3年の学園祭のとき・・・」なんていう回答をしたとしても、“積極的である”かどうかなんて、実はあまり興味を持ってないんです。積極的かどうかなんて、実はどうでもいいこと。どうでもいいっていうのは語弊がありますが、“積極的”っていうキーワードよりも、むしろその後に続くエピソードの内容やレベル、そして話し方等から、人物像を探っていく方に重きを置いているということです。

果たして、ホントに積極的なのかな?実は別の本質があるのに、言葉を探しきれてないんじゃないかな?一言で積極的だとは言っても、色んな積極性があるからなあ・・・。どういう場面で積極的になれるんだろう?

 二次面接は、そういうことを確認していく作業がメインです。人物像を見極めるのが最大の仕事。ここが一次面接や集団モノの選考ポリシーとは決定的に異なる点です。だからこそ、経験不足の学生にとっては、突っ込みもキツク感じるはずです、面接官は学生の見極めに真剣。だって自分が決めなければならないから。
 だから表面上の質疑応答に終始することは絶対にない。“積極的”っていう言葉は流しても、学生が回答している内容から、何に対して突っ込んでいけば、その子のことが判るだろうか?ということです。学生は、自分が考えた自己PRに固執し、いかに自分が積極的であるかをプレゼンしますが、面接官は、積極的であるっていうことには必要以上にこだわらず、別のところから人物像を見出す鍵を探しているかもしれない。しかも面接官は複数いるから、面接官によって突っ込むポイントも全然違います。学生にとって敵はたくさんいます(笑)。
 こういう状況では、場合によっては、学生にとっては意表を付く質問に感じたり、自分が想定していたところ以外で、妙に突っ込まれたりで、「・・・おいおい、変なところでメッチャ突っ込んでくるなあ?俺は積極的って言ってるのにさあ。なんでだ?・・・ひょっとして圧迫?」なんて思ってしまっても決して不思議ではありません。
 実は、これが学生間で圧迫面接とウワサされる実態の一つです。でもこれは単なる枯れ尾花。学生にとっては圧迫感を非常に感じる場面ですが、面接官は圧迫かけてる意識はまるでないっていうね。
また続きます。

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