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シリーズ 12 「圧迫面接は枯れ尾花」 面接官のキャラが圧迫?

圧迫面接
2017-07-11

圧迫面接

今日からテーマが変わります。
2.実質的に圧迫面接ではない場合  (3)面接官のキャラクター、性格

 ・・・これも学生にとっては、面接で普段どおりの自分を表現できるかどうか?の、非常に大きな要因となります。
 これまで何度書いてきたように、面接官というのは一次面接では、人事部以外の社員さんが担当していることもあるでしょうが、二次面接以降は、通常は人事部の社員が行います。
 これはあくまで一般論ですが、人事部以外の社員が面接を行う場合、特にそれが営業系の社員の場合、目の前にいる学生の緊張感を少しでも解してあげようと思って、和やかムードを出そうと、トゲトゲしい質問をしてこない人もいます。
 こういった面接官は、学生が優秀かどうか?を判断する責任を負ってはいないので、どっちかと言うと気は楽です。しかも自分自身も何年か前には、学生としてこの会社の面接を受けています。だからいくら自分の立場が今日は面接官だとしても、目の前の学生がどのくらい緊張しているか?っていうことを理解しています。だから同情・・・というとニュアンスが若干違ってくるかもしれないですが、面接官なんだけど学生の味方、と言えば判るかなあ?
 そのため、面接も表面上の質問に終始したり、学生が言葉に詰まると自分でフォローしてあげたり、自分の経験談を語りだしたり、「俺も学生時代にこの会社の面接受けた時、緊張して何も言えなかったよ」なんて諭したり・・・っていう、学生にとってはなんか気負って臨んだのに、ホッとした・・・なんて感じの時間になる場合があります。
 これは何故かというと、重ねて言いますが面接官に学生を判断する権限がないので、最初の一言二言で、とりあえず大丈夫だ!って思ったら、もう突っ込んだ質問をする必要がなくなるからです。さらに営業系の面接官はトークがやたら上手い。相手の懐に入って、相手の目線に降りて話をするのが得意です。・・・それが本業だから。
 だから一次面接というのは、学生サイドから視ると「今日は、自分をシッカリ出せたなあ。なんか楽しかったし。ここはいい会社だなあ」って印象を抱くことが多いんですよね。これは一次面接の役割と、営業系の面接官だから学生の目線まで降りてきてくれてるっていうのが大きな要因なんですけど。
 一方で、人事部の社員であれば、採用業務は自分の部署本来の仕事です。だから学生の見極めに真剣だし、学生の回答に対しての突っ込み度合いも、他の部署の面接官とはレベルが違います。一次面接と二次面接のあまりの豹変振りに、戸惑うかもしれませんね。この戸惑いも、枯れ尾花を幽霊と勘違いしてしまうファクターなんですが、さらに輪をかけて、面接官自身の性格というのも圧迫感に相乗効果をもたらします。
 僕の友達で幼稚園から未だに交流のある腐れ縁のヤツがいます。その男はクールというか、ぶっきらぼうというか、必要以上の言葉を発しないオトコなんです。仮にそのオトコをAとしますが、高校時代に、
「なあ、A、腹へらん?」 と聞くと、一声、
「・・・へる。」 ・・・以上!みたいな。
 あと、学校帰りにたまたま本屋から出てきたところを見つけたとき、
「あれ?Aじゃん?ナニ買ったん?」 と聞くと、ポツリと、
「・・・本。」  ・・・これまた以上!みたいな。
 僕は彼の性格をよく知ってるし、そのぶっきらぼうで、突き放したような言い方がキャラになっているのでまったく違和感ないのですが、知らない人や初めて会った人は、必ず冷たいとか、感情が表に出ないので、考えてることが判んないとかって言われますね。
 ぶっきらぼうさと感情が表に出ないことと、実際の仕事が出来る出来ないは関係ないのですが(事実Aは、法人営業職で成績も良い)、そんなタイプが面接官だったら、ちょっと嫌ですよね?やっぱり自分の立場を理解してくれて、自分の土俵まで降りてきてくれる面接官の方がいいですもんね。
 そういうタイプの面接官は、せっかく学生が一生懸命回答しても、淡々と無表情で、一問一答のような感じで進めていく場合があります。圧迫感というより、盛り上がりに欠ける。これは別の意味で学生には不安材料です。
 また、面接官の突っ込みがAのように、ポツリと単語だけ・・・なんてことだったら、冷たく聞こえてしまい、真摯な気持ちで面接に臨んでいる学生の胸をグサッとえぐることもあるかも。これは自分のペースを乱され、頭真っ白、支離滅裂っていうパターンに陥ります、多分。
 学生が面接官を選ぶことは出来ません。だから面接官の性格の良し悪しや、面接官と自分の相性の良し悪しっていうのがあっても、学生にはどうしようもない。これは運の要素です。でも面接官は学生の採用を自分の仕事として行っています。だから盛り上がりに欠けようが、淡々と進もうが、冷たく聞こえようが、学生のことを判断しようと真剣なのは同じです。全ての学生を同じ視点で視ています。変なフィルターはないし、学生によって色メガネをかけて判断していません。「なんか今日の面接官は冷たかったなあ・・・。ショック。俺の方に何か問題あったのかなあ・・・?」と、自分だけ被害に合った・・・と思うでしょうが、実はこの面接官に当たった学生全てが被害者(笑)。
 面接官本人は、自分の性格が学生に圧迫を与えているってことを認識していない場合があるので面倒ですが、これを枯れ尾花と言えるかどうかはビミョウです。学生の立場に立てば、圧迫面接でしょうし、会社サイドから視れば圧迫ではないと言うでしょうね。
 でも僕個人の意見からすると、一次面接の空気と二次面接の空気がガラッと豹変するのは、圧迫ではないですが、面接官個人の性格に由来して、学生に不安感を抱かせるのは圧迫面接と言われても仕方ないと思います。本当に圧迫面接である場合に関しては、本シリーズの最後に記事にしたいと思います。
つづく。

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