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シリーズ 14 「圧迫面接は枯れ尾花」 学生サイドの要因(2)

圧迫面接
2017-07-13

圧迫面接

(5)潜在的なもの ①学生の外的要因 ②学生の内的要因          「圧迫面接」ということをテーマに、ここまで色々書いてきました。このブログの管理人の立場としての僕は、一人の社会人の先輩として、学生の皆さんや第二新卒・若手クラスの求職者にアドバイスしている一個人ですが、仕事は管理部門。だから面接官の価値観や、学生の見極めにかける想いなんていうものがよく判っています。              面接官の立場からすると、圧迫面接なんていうのは、その大部分が枯れ尾花であり学生の勘違いだ!・・・っていうのが本音です。全ては社会の矢面に立ったことのない学生の経験不足に由来する妄想である・・・ともね。          会社にとっての新卒の採用面接は、目の前にいる人の今の属性は学生ですが、その選考は、来年一緒に働くことができる従業員を発掘せんとする行為です。つまり面接官の視点は、学生を既に社会人として視ています。        過去に書いた「自己分析09シリーズ5」 でも書きましたが、会社と学生との就活のゴールの差異。この差異、・・・ボタンのかけ違いと言ってもいいかな?・・・が圧迫面接という、枯れ尾花現象を産み出す要因の一つです。        一方で、学生サイドの視点に立ってみると、実に様々な要因が圧迫面接という現象を産み出します。        その要因の根底にあるものが、「新卒の就活は、学生全て横並びで実施される」ということです。一般的な見解で言うと、ほとんどの大学生は3年の夏ぐらいから、学校で就職活動ガイダンスや講演会が開催されるので、友達と一緒に参加します。ここが就活の始まり。そして自己分析や適性診断、そして業界・職種研究・・・と続いていきます。        その後、業界によってタイミングは異なってきますが、年末から年明けにかけてエントリーシートの作成、会社説明会の参加と続いていき、さらに集団モノ選考や個人面接等を経て、内定ゲットとなる訳です。ここで就活は終了。        ほとんどの学生は色んな業界の会社にたくさんエントリーするでしょうし、またそうしないといけないのですが、新卒の就活は絶対にマイペースでは出来ません。なぜかというと、周りにいる友達や仲間の進捗に大いに影響されてしまうからです。「焦り」もしくは「安堵」と言ってもいいでしょう、この場合。周りに比べて自分の方が思い通り進んでないと、それは「焦り」でしょうし、なんとなくスムーズに進んでると思えば、それは「安堵」になるでしょう。自分を基準にした比較の問題です。        人は自分より下がいる、と認識することで安堵感を得たがる生き物です。就活のように、いくら受ける業界や興味ある職種が人それぞれ違うとはいっても、就活という大くくりのレースに参加しているという意味では、皆一緒です。加えて、学生は偏差値志向が抜け切れていないので、どうしても有名企業・大企業に内定をもらったヤツが成功。中小で無名企業に内定もらったヤツは失敗・・・みたいな感覚があるはず。        周りの友達や仲間の就活は順調に進んでいるのに、なんで自分だけうまくいかないんだろう・・・?アイツはあんな有名大企業の最終までコマを進めたのに、俺はESで落ちてばっかり・・・なんでだ・・・? これは全て「焦り」につながります。一日でも早く決めたい。周りに励まされたくないし、同情もされたくない。        圧迫面接に“遭遇”する確率が高いのは、間違いなくこういった「焦り」の心境を抱いている学生。「安堵」の心境を抱いている学生が、圧迫面接に“遭遇”する確率が低いんです。        高校時代の試験を思い出してください。大学の試験でもいいけど。       「あ~あ、結局全然勉強できなかったよお」   「昨日は眠かったから寝ちゃったよ」      ・・・なあんて、友達同士で言い合うことってあるでしょ?出来なかった時に対する予防線を張っているというかね。友達はイイ点を取ったのに、自分はダメだったら・・・。その時に対して理由をあらかじめつけておいて、自分を納得させたい・・・。圧迫面接を産み出す要因は、実はこの試験中の会話とよく似ています。        転職組の面接でも、圧迫面接というのは、しばしばありますが、それは本物の幽霊の場合が多いものです。つまり本当に圧迫面接だったっていう場合。中途採用の面接で、枯れ尾花現象はあまり見受けられません。それは、曲がりなりにも社会経験を積んで、自分のやりたいことが学生時代より視えており、面接官の質問に対して、明確に主張できるようになっているから、という理由ももちろんあるのですが、それより大きな理由は、転職は自分がやりたいと思った時期に始めることができ、それは自分ひとりで行うイベントだからということです。友達や仲間はレースに参加していないので、そこに横並び意識は存在しないからです。        この横並び意識と試験における予防線に似たものが、採用面接における「圧迫面接」です。「圧迫面接」が圧迫面接足り得る要件は、実際に面接を受けた学生が、「あれは圧迫だった!」と第三者にアピールすることです。逆に言うと、いくら本当に圧迫面接を行っている企業であっても、その面接を受けた学生がその圧迫性を世間に公表しなければ、圧迫面接にはならないということです。圧迫面接を産み出す要件は至って単純なもの。        この要件は、学生の主観に左右されるものです。仮に、学生が圧迫感を絶対に感じないように面接を行うこと!っていうのが至上命題になっている企業があったとしても、学生が圧迫感を感じた!って公表すれば、その企業は圧迫面接を行う要チェック企業!と認識される訳です。       つづく。    

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