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シリーズ 21 「圧迫面接は枯れ尾花」 枯れ尾花の実態(2)

圧迫面接
2017-07-20

圧迫面接

学生の内的要因から産まれる「圧迫面接」ということを考えてきました。      ここまでは、いかに圧迫面接が枯れ尾花なのか?っていうことを、理屈つけて書いてきました。しかし、圧迫面接の情報をネットや口コミで入手すると、どうしても先入観を持つことになるし、気になるし、イヤになるし・・・ってことになろうかと思います。        就活本なんかでは、「圧迫面接に負けるな!」とか、「圧迫面接で変な質問をされたら、卑屈にならずに堂々と!」なんて書かれています。        もちろんこれは正論です。中途半端に相手のペースに合わせることなく、判らないものは判らないと突っぱねていいし、流していい質問は流しても全然構わない。        でも実際に「圧迫面接」に遭遇した時に、それが枯れ尾花である無しにかかわらず、やっぱり自分のペースを保つことなんてできっこないし、アタマ真っ白になることは確実です。        なぜかというと、面接官と学生では、何度も書いてきているように面接に臨む考え方が違うからです。特に最終面接官だったら、レベルも違う。だから一つ一つの発する言葉の重みからして違うし、全てに威圧感を感じてもおかしくない。        面接会場に入室する前にドアをコンコンとノックして、「失礼します」と学生が言った場合、ドアの向こうで「・・・どうぞ」と面接官が返答しますよね。その言葉自体からすでに重みを感じてしまうことってあるでしょう?この時点で思いっきりペースを乱されています(笑)。        学生サイドからすると、この辺りからすでに圧迫面接の始まりです。面接官の最初の「・・・どうぞ」って言葉に対して、恐怖心を持ってしまえば、後は面接官がナニを言っても圧迫に聞こえるかもしれません。いくら面接はコミュニケーションだとは言っても、経験豊富な面接官と、まだまだ社会人の扉さえ開いてない学生では、対等に会話するということ自体に非常に無理がある話。        だから、いくら就活本に書いてある「圧迫面接は、軽く受け流せ」とかっていう見解が正論だとは言っても、実際の面接でできる話じゃありません。だからこそ圧迫面接になり得る訳ですが。        なぜ、就活本に書いてあることが正論なのに、実際の面接でそれが活かせないんでしょうか?大きく言って理由は2つあります。       ①採用面接は企業側のイベントで、面接官と学生では役者が違うから。   ②学生が「圧迫面接」が産まれる本質を理解していないから。      上記2つの理由のうち、正直言って、①はもうどうしようもないんです。先日も書いたように、面接というのは社会人でも緊張するものです。それくらい高度な仕事です。実は社会人になっても面接はあります。評価面接なんていう名称のね。社会人でもキツイのに学生が自力で何とかできるはずがありません。・・・ただし、これはほとんど全てが枯れ尾花なんですが。面接官の発する言葉は、学生を真剣に見極めようと考えている証だから。        一方で②の場合は、学生でも事前に準備できる要因です。①の理由により、実際の面接の場で圧迫感を感じてしまうのは、ある意味仕方ないこと。でも「この圧迫は、本当は枯れ尾花なんだな」って判っていれば、まだ面接官がどういう趣旨で、その発言をしているのか?がイメージできるんです。これができれば、自分のペースが保つことは可能なんです。全ては無理にしても。        僕はここまで長々と、「圧迫面接が産まれる要因」を書いてきました。客観的にみて、そのほとんどは枯れ尾花であるということも説明してきました。自分で言うのもなんですが、ここまで圧迫面接が産まれる要因を説明するには、実は会社全体の組織論が判っていないと、なかなか難しいんです。巷の就活本で圧迫面接に関して、詳しい見解が書かれていないのは、その本を書いている著者があくまでも人事採用の専門家であって、会社組織の専門家ではないからです。面接も会社の業務の一つである以上は、組織ルールに則って行われます。        学生には会社の内部事情のことが判るはずがありません。判らないものからこそ、産まれる事象に対して、自分が納得できる理由をつけるためには、モノやヒトのせいにするしかないんです。これは圧迫面接に限らず、日常生活でも同じことが言えますよね。        最後に結論を書きますが、モノやヒトのせいにするのは一向に構わないことです。それで前を向けるなら。でも圧迫面接を産み出す構造は、今まで書いてきたとおりです。これは枯れ尾花なんです。だから、ネットや口コミによる、「あの会社の面接は、かなりキツイらしいよ」とか、「あの会社の面接官は、圧迫面接をしてくるぞ」とかっていう情報を安易に信じて洗脳されないようにして下さい。はじめから「圧迫面接」っていう先入観を持って臨むと、全ての状況や全ての意識が、圧迫であるという方向に向かってしまいます。        「圧迫面接は枯れ尾花」。これがなぜ枯れ尾花なのか?っていう本質を理解できれば、圧迫面接を産み出す様々な要因に惑わされることはなくなります。それが、笑顔でハッタリをかませることができる近道ですね。           つづく。        

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