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シリーズ 5  「業界研究のツボ」  職種研究編

業界研究(職種研究編)
2017-12-10

業界研究(職種研究編)

前回の事例ではいくつかの業界で、学生が考える志望動機の話をしました。
 食品や家電のようなメーカー系でも同じようなことが言えて、扱ってる商品が身近で親しみがあるという理由でエントリーしてくる学生が意外とたくさんいます。
 業界の矛先決めや企業研究の段階ではそれでも構いません。もっと言うと、志望動機を考える段階でもそれで構わない場合もあります。内定をゲットするというテクニック論から言えばね。でも実際の仕事というのは、見た目や表面上のことだけではありません。
 インターネット技術を用いてビジネスを展開するIT系の企業であれば、例えば050番号のIP電話の商材を扱っている会社がありますが、これなんかも一番大事なのは、実は足回りと呼ばれる光回線と商材をつなぐ技術の側面です。IP電話は売って終わりではなく、顧客がいつでも普通に電話できるようなサポートをしなくてはなりません。IP電話は通話が無料なんですよ!ってアピールしても、いざ使ってみると、常に不具合が生じてしまうっていうのではお話にならないから。
 050番号の電話を使っている学生も、最近は多く見受けられるようになりました。使ってる側だと、表の部分しか見えないけど、ネットビジネスの本質は、表の商材やポータルサイトではなく、その商材やサイトを円滑に運営できるための足回りやつなぐ技術です。ここは知識もいるけどなかなか泥臭い世界なんですよ。
 同じように、旅行やブライダルは本番までの準備と打合せ、そして仕入業者との調整、またメーカーだったら、下請業者との調整や、卸業者や、流通小売業者に対するリベート、などなど、見えない部分がたくさんあるんです。
 こういった目に見えない仕事を少しでもイメージするために、まずは職種研究を行う前にイメージしておいた方がいいことって何でしょうか?それは、大きく分けて2つあります。
 (1)その会社の顧客ターゲット
 (2)その会社の営業スタイル
 ということになります。
 ・・・ようやくここまで来ましたが、なんでこんなことを長々と書いてきたかというと、よく就活マニュアル本の中で、その会社はどういう売り方をしているのか?を理解しましょう、なんていうことが書いてあることがありますよね。例えば、


  ①誰に ⇒ 法人か個人か?
  ②何を ⇒ モノかサービスか?高額か低額か?
  ③スタイル ⇒ 単発売り切り型か継続フォロー型か?
  ④売るまでの期間 ⇒ 長いか短いか?

 なんてやつです。自己分析や企業研究等の本であれば、どれをみても書いてある事項です。この本質を理解してほしいからこそ、長々とイモ掘りの例え話を書いてきた訳です。
 なぜこれを調べる必要があるのかというと、各々の会社の職種研究につなげてほしいからです。だからその興味を持った会社が狙うべき(1)と(2)を大分類して、その後、商品を軸に①~④のように中分類化していく訳です。このくらいの中分類をしておけば、あとはその分類に応じた職種をイメージしていけばいいということになります。
 なぜ、学生が職種研究の入り口で悩むかというと、興味を持った会社のホームページや商品なんかを中心に視て、会社ごとに仕事はどうなんだろう・・・?って考えてしまうからです。つまりイモ料理ばかりに目が行ってるということです。そんなことやってると100社の会社があったら100回も職種研究をしなくちゃならない。これでは出来るわけがないんです。
 そうではなくて、ターゲットとスタイルで分類し、その分類に合わせて会社を区分けしていく・・・そうすると比較的スムーズに整理できますよね?あとはその分類ごとに職種を研究していけばいいということになります。
つづく。

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