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シリーズ番外編  「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」

番外編
2018-08-07

番外編

 籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人・・・という諺があります。昔は、世の中には身分の上下関係があってそれを超えられない、という意味合いもあったらしいのですが、現代では、人には、その人の適性に沿ったそれぞれ役目があり、どの人も立派に役に立っているという意味が主流です
 通常、人間はいい暮らしがしたい、いい暮らしにはお金が必要。だからだれでも籠に乗る人イコール偉い人になりたいと思っているが、その籠を乗るためには、籠を担ぐ人が必要です。その籠を担ぐ人だって、草鞋が無ければ足が痛くてとても遠くまで行く事は出来ない。だから、更に下の草鞋を編む人がいるから、初めて籠に乗る人は籠に乗る事が出来るんだという意味です。
 これって、業界研究にも相通じるところがあって、世の中には色んなポジションで働く人がいて、そういう人たちの仕事の結集が、1つの大きな成果となるという意味にも捉えることができます。
 例えば、男子テニスの錦織選手に憧れて、いつかは僕もゴルフ選手に!って思う人だっているだろうし、キレイな女優さんに憧れて、私だって芸能人になりたい!って思う人だっているでしょう。それを目指すのは夢を追うということだから大事です。
 でも、誰もが錦織選手のようになれるわけではないし、女優さんとして輝けるわけでもない。しかしだからとって、自分には才能がないんだと諦める必要はないんですね。錦織選手がどうして伸び伸びとプレーできるのか?女優さんがどうしていつもキラキラ輝いているのか?それは周りに、いろんな役割を担う人が自分の使命を全うしているからです。まさに、籠を担ぐ人であり、そのまた草鞋(わらじ)を作る人、ですね。
 学生の皆さんは、無邪気な子供よりも、世の中のそういう仕組みを知っているかもしれませんが、それでも皆さんが思う以上に、世の中には見えないけれどもたくさんの仕事があります。表舞台よりも裏舞台のほうが大きいくらいです。
 業界研究の楽しさは、そういう世界を垣間見ることができるということにあります。そして垣間見た世界の中に、必ず自分の適性に沿った仕事がある。その仕事を全うしていると、必ず自分のやりたいことにつながります。
 学生時代に勉強以外に、バイトでもサークルでも、趣味でも何でもいいから、とにかく色んな経験をしなさい、と言われるのは、そうやって好奇心持って、いろんな世界に首を突っ込んで仕組みを知るためなんですね。

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