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自分の色を見つけるために。

就職
2017-06-06

就職

例えば、書道の達人が一般の人には到底読めないような達筆な作品を書いたとします。達人だから、一種のアートです。個展なんかで、そういったアートの数々が飾られていても、なんて書いてあるのが読めません。でも立派な作品。    例えば、マクドナルドなどのファーストフードのお店で、接客のプロとしてキラキラ輝いている人がいるとします。そういう人は、常に笑顔で人を引き寄せるオーラを持っていて、接客のための自分の言葉を確立しています。    書道を習いたての人が、自分でも書ける!と意気込んで、同じような作品を書いたとしても、それはアートにはならないので価値は全くありません。書道の達人は、その域に達する過程で、楷書や行書を極めてきています。楷書を書かせても、基本に則って上手に書ける訳です。    ファーストフードでは、接客のマニュアルがキッチリ決められています。接客のプロとしてキラキラ輝いている人は、そのマニュアルを尊重し、セリフはもちろん、主旨や意図も理解しています。マニュアルを理解して実践した先に、自分らしい接客という色を乗っけています。マニュアルを馬鹿にして本気で取り組もうとしない人や、中途半端に自分のやり方にこだわる人は、結局のところ、薄っぺらい印象をお客様に与えてしまって、いつまで経っても評価されず、長続きしない人になってしまいます。    この店は俺の色が出せない。他の店なら色が出せるはずだ!・・・と職場を転々をしても、基本をキッチリ理解して実践しない人は、どこに行っても、自分の色は出せません。    というより、楷書がかけない人、マニュアルを馬鹿にする人は、実は、自分の色なんて持ってないし、色がなければやりたいことなんてあるはずがないんです。自分のやりたいことをしたい!という意識は錯覚ということになるし、錯覚なんだから、一生やりたいことにたどり着かないし、仕事も長続きしません。    これはどんな仕事でも一緒です。就活の時には、自分のやりたいことでイキイキと活躍している姿をイメージして、企業選びをしますが、どんな会社に入っても、どんな仕事に就いても、必ず基本を反復練習する時期はあるし、マニュアルどおりに動かないと評価されない時期があります。その時期は一日二日で終わるものではなく、結構長いです。    この時期は仕事はツマラナイと思うことのほうが多いはずです。だって自分の色を出せてないんだもんね。やらされてる感アリアリです。だから仕事も憂鬱になる。    でもここを踏ん張らないといけない。ここを中途半端にしたり、安易に辞めたりすると、自分の色は錯覚のまま、歳を取ることになります。どんな会社のどんな仕事にも、基本やマニュアルは存在します。それを極めれば、必ず次のステージに登ることができるし、そこでは必ず自分の色が見つかります。    そして実は、その色は、どんな会社に入っても、どんな仕事をしても、結局そこにたどり着くんです。営業や販売職に配属になって、私は現場は向いてない、事務ほうが性に合ってる、と嘆く新入社員がいますが、それこそ錯覚です。現場仕事でも事務仕事でも、基本やマニュアルは存在して、それはツマラナイものです。でもどっちの仕事からスタートしても、続ければ必ず自分の色が見つかります。

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