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シリーズ 11  「業界研究のツボ」  労務環境編

業界研究(労務環境編)
2015-11-02

業界研究(労務環境編)

今日から「金融・保険」
 金融と言って真っ先にアタマに浮かぶのは、銀行か証券でしょう。でも保険や、リース、ノンバンクも立派な金融だし、あと企業研究では触れませんでしたが、投資会社や債権回収系、ファンド、先物、等々、細分化していくとキリがない。それほど商品の切り分けがあります。ただ最近は規制緩和と自由化によって、色々な商品を扱えるようにはなっていますけど。
 金融業界というのは、何と言っても転勤が多い世界です。いわゆる転勤族というのは金融である、といっても過言ではないくらい。特に都銀・地銀系で結構規模が大きい銀行や証券であれば、転勤は全国クラスで飛び回ることになります。これは保険業界も一緒。保険は法人相手もしますが、個人客もメインターゲットなので、支店や営業所が日本各地にあります。いつ地方へ赴任しろと言われても、決しておかしくないのでその覚悟は必要。
 金融業界で転勤が多いのには、実は理由があるんだけど、ここでは触れません。学生レベルの業界研究では、転勤が多いんだ、という感覚で捉えておいてください。
 ただそれだけに、住宅制度は整っていますね、比較的。借上寮や家賃補助などの規定も完備されています。まあ転勤が多いからこれは必然ですけど。
 ちょっと話は違いますが、この金融という業界には文系学生を中心にかなりの人気がある業界です。まあステータスも高いし、ブランド力もあるし、安定してるし、みたいな理由が多いでしょう。それはそれで否定しません。間違ってないから。
 でも、入社後の現実は意外と縦社会。良い悪いは別として、サラリーマン体質にどっぷり浸かったオジサン上司が多いのが現実。それに、カネにまつわる事業だけに、人間の本性とか嫌な部分も垣間見る世界です。実際、僕は仕事柄、金融系の知り合いが多いですが、ビジネスにおけるカネの位置づけが、判ってくればくるほど、空しさを覚える人がいたりします。割り切って仕事が出来る人と、それに悩む人と両方がいます。特に独身の若い世代はね。
 入社前の学生に対して、憂鬱になるようなことを書きたくはないけれど、ネームバリューやステータスだけで金融を目指している人は、入社後のことを真剣に考えたほうが絶対にいいですよ。ギャップに悩むから。
 それと残業。総合職であれば、残業については、ある程度覚悟しておいてください。特に保険業界ね。さらに損保より生保。最近は規制緩和で、敷居がなくなりつつあるので、今は実態は両方同じかな?とにかく残業は言ってみれば当たり前の世界です。ノルマもシビアですよ。商品自体がパッケージ的なものが多いので、他の営業マンと成績を比較しやすいんですね。
 入社当初は、あまり自分の時間が取れないし、僕はこの業界で鬱になった子も知っています。全部が全部そういう最悪パターンにハマる、という訳ではないですが、やはりここでも、ネームバリューやステータスだけで就活を行うとリスクがあるんだという教訓になりますね。
 嫌なことをあまり書きたくもないけど、でもこういう側面もあるんだということは、絶対に知っておいたほうがいいです。知らずに入社すると、確実に凹むから。
続きます。

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