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シリーズ 25  「業界研究のツボ」  労務環境編

業界研究(労務環境編)
2015-11-22

業界研究(労務環境編)

今日から「商社業界」の働く環境です。
 商社業界というのは、金融業界等々と並んで、学生の人気が高い業界の一つです。この業界の人気は、メーカーのような大手・有名企業のような個々の企業別の人気ではなく、業界全体に対するクオリティに対するブランド人気です。
 クオリティとは、どういう意味かというと、端的に言えば商社の総合職に対する採用スペックの話。募集要件に「大学卒業見込者以上」という条件がついている企業がほとんで、このステータスの高さに人気が集中する、という意味です。ただし、一般職はその限りではないですけど。
 商社という言葉は知っていても、じゃあ具体的に何をやっているのか判らない・・・という人は多いのではないでしょうか?確かに判らないのは当たり前で、取扱分野が非常に幅広いんです。特に日本の大手商社はね。
 商社のビジネスの柱は、「卸売業」です。考え方は流通業界における問屋さんと同じ。問屋さんと異なるのは、網羅する範囲と商品の幅広さです。
 商社が商社として生き残っていく要件は、取引企業のニーズを的確に捉え、いかに世界中に情報網を張り巡らせて、最適な原材料や宝の原石を掘り当てるか?にかかっています。そういったネットワーク、人でいうと人脈が命、です。
 日本で大手と呼ばれる商社は現在5社ほどありますが、幅広く網羅しているとはいえ、それぞれ得意分野が異なります。ただ取扱額や取扱量が桁違いなので、オールマイティに見えるだけ。
 商社機能を持つ企業は、大手以外にもたくさんあります。特に中小規模の商社であれば、医療・食品・繊維・雑貨等々の専門分野に特化して、大手には真似できないようなきめ細かいサービスや商品ラインナップの取り揃えを充実させて成長しているところもたくさんあります。
 大手であろうがなかろうが、商社の社員として活躍する生命線は、いかにグローバルな視点で物事を捉えられ、そしていかに若いうちから人脈をつけ、そしていかに迅速にヒトとモノを動かせるか?にかかっています。
 ですので、商社業界に入社すると、国内外を問わず、転勤は覚悟しておいてください。大手になればなるほど、海外勤務の可能性は高まります。商社は国内外に関係子会社やグループ会社、提携会社をたくさん持っています。また必要とあらば、いとも簡単に新会社を設立します。そこの立上プロジェクトメンバーとして赴任を命じられることもよくある話。まだ学生時点では独身の場合が多いでしょうが、将来結婚して家族が出来たとき、その家族の同意が得られるかどうか?も、結構重要なポイントになります。
 商社の場合は、職種を特定するのが難しい業界です。営業職とか事務職とか専門職とかという風に、切り分けが出来にくいという意味。なぜかというと、プロジェクトを任された場合、自分ひとりでマネージメントしていかなければならないことが多いんです。市場調査から営業からバイヤーから全てね。
 だから任される仕事によっては、勤務時間も不定期なこともあります。ただ、のべつ幕なしにガムシャラに、という感じではなく、どちらかというと使命感を感じて、率先して遅い、というパターンが多いでしょう。時間のコントロールは自分で出来る場合が多いから。
つづきます。

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