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シリーズ13 「企業研究のツボ・やり方論」 9  金融・保険の分類

企業研究のやり方
2012-12-04

企業研究のやり方

今日は【金融・保険】に横串を入れます。
 この業界を考えている人は、文系学生を中心に、男女問わず結構多いと思います。業界のステータスも高そうだし、最近は先が見えないとは言え、経営も安定してそうだし、福利厚生も充実してそうだし、給与も心配ないし、親も喜んでくれるし。。。みたいなね。
 まあそれは間違ってはいません。最近は金融機関の破綻や、吸収合併などのニュースが飛び交うこともありますが、でも学生にとってみれば安定性、ブランド力、将来性等で、ポイントは高いでしょうね。職種も、「総合職」や「順総合職」「一般職」等々、誰でも受けることができる門戸の広さも好印象です。
 ではまずは、【金融】に横串を入れてみます。結論を言うと、【金融】は大きく4つに区分されます。「銀行」、「証券」、「リース」および「ノンバンク」です。僕の知り合いの、とある銀行の支店長に聞いたので間違いないでしょう(笑)。もちろんこれ以外にも、最近はネットバンク等あったり、分けだしたらキリがないので、この4つに中分類します。
 「銀行」は、言うまでもないでしょうが、都市銀、地方銀、第二地方銀、信用金庫、信託銀、・・・いろいろあります。各々の銀行の役割は、それぞれネットや雑誌で調べられるので割愛しますが、まあでも、「銀行」ってジャンルは、比較的イメージしやすいですよね、たぶん。
 「証券」も、もともとは銀行から飛び出した業界です。まあ簡単にいうと、株式会社の「株」の取引の仲介役を務める業界です。
 最近は、金融商品の取り扱いが自由化されたので、銀行と証券の境界って曖昧になって来つつありますが、まあ、「銀行」はカネを扱い、「証券」は株式を扱う、と覚えておけば初期段階ではOKでしょう。これは自分で積極的に企業研究をやっていくと、頭の中がクリアになっていくはずです。
 僕のように、会社の管理部門の人間として、「銀行」と「証券」の切り分けは、ハッキリ言って根は同じです。根というのは、”資金調達”のこと。
 「企業研究3」 でも触れましたが、企業が「創業模索期」から「成長拡大期」になる過程では、特に多くの元手、つまりカネが必要です。そういう意味では、「銀行」からは直接カネを借り入れ、「証券」からは株式の売買を仲介してもらって、それぞれ資金調達を行います。特にベンチャー系の株式公開に向けた準備過程では、この証券会社とは、実に親密なお付き合いをしますね。
大まかな企業分類をすると、
  1.トップ3 ・・・ 野村ホールディングス 大和証券、日興コーディアル   2.銀行系 ・・・ UFJつばさ証券、三菱証券、みずほ証券 等々   3.独立系 ・・・ イートレード証券、楽天証券 等々
 って感じかな?証券会社も、中小合わせて本当にたくさんあります。東京の兜町(かぶとちょう)界隈にいくと、証券会社の看板だらけです。
 そして「リース」。リースというのは、簡単に言えば、設備や高額備品を、自社で買わずに賃貸することです。多くの企業がこの方式で備品調達していますね。その金利で稼ぐビジネス。立派な【金融】です。
 最後に「ノンバンク」。おそらく、ここと銀行の区分が難しいって思う人が多いんじゃないかな?ノンバンクは、「クレジット」と「消費者金融」の2本柱です。「銀行」と「証券」同様、ここも金融の自由化によって、銀行が参入してきており、垣根が曖昧になってきてます。
 特に消費者金融。テレビCMなんかでよく視ますよね。ここをちょっと簡単に分けておきましょうか。
 1.銀行系 ・・・ モビット(UFJ銀行) キャッシュワン(東京三菱銀行) アットローン(三井住友銀行)  2.その他 ・・・ 武富士 アイフル レイク 
 って感じかな?アコムやプロミスは、中間型だと僕は思います。前者は東京三菱系、後者は三井住友系ですが、独立もしてるのでね。
 「クレジットカード」は、日本信販やJCBなんかが有名ですね。消費者金融とやってることは同じですが、やっぱりテリトリーは若干ズレてきますね。
 尻切れトンボになって申し訳ないのですが、【保険】に横串を入れると、「生命保険」と「損害保険」に分けられます。 保険業界を受ける人はたくさんいると思いますが、この2つは同じ保険でも、テリトリー的にはまったく違います。ここも規制緩和を影響を受けて、だいぶ交流が行われて、競争時代になってきてますが、でもやっぱりポリシーが違いますね。
 これは個別の企業を研究していくときに、絶対に調べてほしいのですが、保険会社には「格付け」といって企業の優秀度合いが、第三者機関によって、評価されています。有名なのは、「スタンダード & プアーズ」と「ムーディーズ・ジャパン」の格付けです。これは僕のような、管理部門の人間が、保険会社を比較する際にも、積極的に用いるものです。
 参考までに、「hoken.com」 という生命・損害の各保険会社の格付けを示したHPをリンクさせておきますんで、よければ見てください。

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