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シリーズ13 「企業研究のツボ・やり方論」 12  食品会社事例1

企業研究のやり方
2012-12-07

企業研究のやり方

今日から、このシリーズの主題である、採用スペックに入っていきます。
 ここまでに業界をある程度、分類していく方法論を書いてきました。ここまでセグメント化できれば、何の根拠がなくても、何となく興味の矛先って見えてくるのではないでしょうか?手始めに、まずはその業界に属する企業の採用スペックを視ていきましょう。
 僕は、「企業研究4」 の中で、”困ったら大企業から!”と書きました。大企業の採用スペックを調べていき、それを比較すると、大体その業界が持つ、特異性とがが視えてきます。そうすると、中小規模の企業の採用スペックを視たときに、何が大企業と比べて足りなくて、また大企業に無いようなスピリッツは何か?が判るようになります。比較するものが出来てくると、自分の考えに方向性が出てくるものです。
 但し、しつこいですが、「働く動機」 だけは絶対に考えないとダメですよ。これは検証に必要ですから。
 それと、念のために再度、書いておきますが、これから展開していく「採用スペック」の研究は、あくまでも僕個人の価値観と主観です。企業サイドに取材した訳でもありません。学生が企業研究を行う上で参考になれば、との想いから、やり方論の一つとして提供するだけです。他意は一切ないし、僕の考えと企業の意向が一致しているとかの保障も一切ありません。そこのところをご了解ください。
 じゃあ、記念すべき最初の会社は、【食品】からピックアップしましょうか? 食品業界の中で大きい会社と言えば、「味の素」 でしょう。
 「味の素」は、【食品】の中でも”調味料”という分野でトップシェアを誇ります。調味料というのは、店頭に並ぶときは、確かに食品のカテゴリーですが、その中身、つまり成分の研究も進んでいます。生化学分野の学会報告等では、そういった成分の研究の成果が報告されていたりします。味の素のもう一つの顔は、「グローバル健康貢献企業グループ」というものです。食品事業のほかに、アミノサイエンス事業、医薬事業ですね。これは、「味の素グループ」経営基本方針として、HPにも記載されていますね。
 現在の世の中は、モノが氾濫している状況で、少子化・高齢化という社会構造です。そのため、ただ安いだけでは商品は売れなくなってきています。よって「特定保健用食品」という健康をアピールした商品を開発していますよね。さらに、原材料に対する品質管理も強化されなくてはなりません。
 ・・・という背景を基に、HPで「採用情報」 を視てみます。
 「味の素」の採用は、新卒では 全国エリアと地域エリアがあるとはいえ、「事務系新卒採用」  と 「技術系新卒採用」とに明確に区分されています。メーカーにとって、技術分野は企業存続の柱。ここは優秀な人材を集めたいという決意の表れです。
 「技術系」の方は、研究フィールド等が、募集要項に詳しく記載されています。ここは理系の学生なら自力で調べられるでしょうから、僕の方では触れません。「事務系」の方の募集要綱を視ていきましょう。
 募集要項を視ていくと、事務系Lコースという総合職採用で、全国転勤有、と書かれています。また待遇と勤務として、労働条件が書かれていますね。参考欄には、採用実績と勤続年数なんかも書かれています。これは皆さんでしっかり研究して下さい。
 ところで、企業の採用というのは、新卒の採用情報だけ視ていても、絶対に本質は判りません。上に書いたような、時代背景や企業動向はもちろん知っておく必要があります。そしてもう一つ、「中途採用」 の情報です。ここも絶対に視ておく必要がありますね。
 中途採用っていうのは、若手採用の場合は、新卒と同じくポテンシャル重視の場合もありますが、管理職・専門職レベルは、即戦力として採用です。つまりここを視ると、その企業の、ウィークポイントは何で、どういう分野を強化しようと考えているのか?が必然的に判ります。
 「味の素」の中途採用は、 「経験者採用」 というジャンルになってますね。 
つづく。

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