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シリーズ13 「企業研究のツボ・やり方論」 17  採用条件の見方 休み

企業研究のやり方
2012-12-12

企業研究のやり方

今日は「休日・休暇」です。
 各企業の採用スペックには、ほぼ間違いなく、この「休日・休暇」の項目があるはずです。労働基準法では、採用時に休日休暇について、雇用者(つまり内定者)に明示する義務があると謳われています。さらに従業員のプライベートの充実さをアピールできる効果もあり、採用スペックには必須項目となっていますね。
 ところで、休日と休暇の違いって判りますか?エントリーする企業を選ぶ際に、働く動機が、“プライベートの充実!”っていうヒトは、絶対に把握しておいた方がいい項目ですよ。
休日というのは、会社であらかじめ働く必要がない、と決められている日のことを指します。具体的には、
 土曜・日曜、祝日、夏期休暇、年末年始、会社指定の日(例;創立記念日等)
 という日。これは会社の就業規則に記載されています。就業規則はね、できれば企業研究の際に読んだ方がいいのですが・・・。まあ現実には難しいかな??採用スペックには、土日が休みの企業は、完全週休2日制と記載されていることが多いですね。
 休日が具体的に詳しく記載されていない企業も現実にはあります。サービス業(販売とかレジャーとか)や建設不動産、保険会社など、週末が稼ぎ時!っていう業種もありますので。
 こういう企業の場合、休日の多い少ないをどう判断するか?というと、「年間休日数」で比較検討して下さい。年間休日数が120日を越えていれば、その会社は、少なくとも週休2日は確保できます。それ以下になってくると、例えば、毎月土曜日は何回か出勤があるとかって考えた方がいいですね。法律上は、少なくとも週に一回、休みを与えれば会社は良い訳なので、こういうスタイルも普通にあるでしょう。
 一方で、休暇というのは、会社としては勤務すべき日なんですが、従業員の申込で休みになる日のことを指します。採用スペックで、ほとんど全ての企業において記載されている休暇として、
 年次有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇、生理休暇
 というのがありますね。これはなんか見ようによっては、スゴイ休暇制度のように感じるかもしれませんが、実は法律でガイドラインが決められている法定休暇です。だからあって当たり前。それ以外では、僕は会社の就業規則もよく作成するので、把握しているのですが、慶弔特別休暇なんかも、会社ごとに決定されていますね。
 働く動機で、休暇を重要視する!という人には、特に注目して欲しい要点が2つあります。
 まず一つ目。ここまで書いた休暇は、言ってみればどこの企業に入っても普通にある休暇です。逆になければ法律違反になったり、従業員軽視の印象を与えかねません。しかし、これ以外に企業ごとに取得可能な休暇というのがある場合があります。これは一般的には規模が大きい企業であればあるほど、充実している傾向にあります。
 例えば、バースデー休暇やメモリアル休暇など。名称は企業によってマチマチでしょうが、要は、自分の記念日に取得できる休暇です(もちろん申請ベースですが)。あとは、リフレッシュ休暇とか家族休暇などと言って、年に一回とか何年かに一回とかで、長期休暇が取れる制度。こういう会社独自の休暇制度は、一般的に社員の平均年齢が高い会社や、平均勤続年数が長い会社、社歴の長い会社などで充実しています。逆に「企業研究3」 で書きましたが、「創業模索期」や「拡大成長期」のステージにあるような企業は、こういう休暇制度はあまり期待しない方がいいと僕は思います。
 そしてもう一つ。実はこれが一番重要なんですが、色々な休暇制度があっても、実際の消化率がどのくらいなのか?ということです。制度は立派だけど、いざ利用しようと思ったら何となく取りにくいとか、取ると上司にニラまれるとか、評価が下がるなんて文化がある企業。これは残念ながら実際には多々あります。これを見極めるのは、やぱり直接その会社に勤務している人に実態を聞くしかないんですけど。
 ここから書くのはあくまで一般論ですが、休暇取得の傾向と実態を書いておきます。
 まず、休暇が取りやすいのには、間違いなくある程度成熟した、大きい企業です。ベンチャー企業や、中小規模の企業だと、取りにくい場合が見られます。これは取るとヤバイ空気が流れるとかっていう意味だけじゃなく、仕事に負われてしまってタイミングを逸するというケースも含みます。
 さらに業界別に見ると、休暇が消化しやすいのは、製造業の中でも、「企業研究7」 で書いた分類のうち、『産業集約型』に属する企業です。逆に非製造業に属する企業には、休暇が消化しにくい業界が比較的多いですね。IT・通信は大手と呼ばれる企業を除いて、休暇を取るのは厳しい場合があるし、休暇はおろか、残業や休日出勤もザラです。保険業界も同様です。上でも触れましたが、不動産業界のように残業や休日出勤が多いところだと、当然ながら休暇も取れないことが多いです。
 この辺りは、ブログで書くと誤解を生じる場合もあるので(苦笑)、概略に留めさせていただきますが、制度は使ってこそ意味がある訳だし、制度がある以上は従業員は使用する権利があるので、決して負けないで下さい(笑)。
 ・・・・ちなみに、有休については、通常は入社半年後に発生するので、入社したての頃は原則、取ることができません。

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