twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ13 「企業研究のツボ・やり方論」 19  ベンチャー企業の採用スペック

企業研究のやり方
2012-12-13

企業研究のやり方

この企業研究のシリースで、僕がもっとも伝えたいことは、採用にかける会社サイドの想いであり、それの読み取り方ということです。
 採用される側もする側も、同じ人間です。同じ人間である以上、採用という行為には、人間の想いがあります。難しい話じゃないです、これは。サークルの部員勧誘で、新入生に誘いかける時も、色々考えて行動するでしょう?それと全く同じことです。相手側の立場をイメージできることが、自分に合う企業と巡りあう一つの方法なんです。
 僕はこのシリーズの最初の記事で、就活と恋愛はよく似ていると例えられるけれども、実際に面接とかに挑んだら、絶対に同じな訳がない!と書きました。
 それは当たり前の話で、就活の面接は、明らかに相手である面接官の方が立場的に上だからです。だから恋愛とは違う緊張感もあるし、相手である企業のことは絶対に理解できないのですが、採用にかける会社サイドの想いというものは、研究によってある程度イメージできると書いてきましたね。実際に学生の皆さんは、会社のパンフレットやネット上の様々な情報から、もっと会社サイドの想いを分析できるはずです。その材料は持っているんですから。
これも以前の記事になりますが、「企業研究4」 の中で、こういうフローを書いたことがあります。

業界の区分 → 業界の興味の矛先決め → 困ったら大企業から → 企業の採用スペック
 僕が大企業の採用スペックをまずは視た方がいい、という理由ですが、まずは採用スペックが充実しているということが挙げられます。福利厚生も含めた要素はやはり大企業はすばらしいものがありますし、過去何年も新卒を採用してきて、採用のノウハウが蓄積されている大企業では、採用スペックの求める人物像に一貫性があるんです。だからやり方さえマスターすれば、大企業の方が企業研究がやりやすいんです。
 それに、この時期はやっぱり大企業の方に目がいってしまうでしょ?よっぽど明確な志を持っている人以外は、中小ベンチャー企業に興味を持つ人って、実際には少ないだろうし、抵抗感もあるのではないですかね?多分。
学校のガイダンスや市販の就活本では、よく、
「大企業思考はマチガイ!もっと広い視野で就職活動を!」
 ・・・なんて力説されていますよね?そう言われると、自分の大企業思考は間違ってるのかなあ?なんて思ったりもするでしょうが、でもそれは間違ってなんかありません。まずは安心してください。
 こういった、脱大企業思考!って主張は正論なんですが、学生には絶対判らない見解でもあります。日本人は、大学受験までの教育で、偏差値重視の教育を受けてきます。成績が良い人イコール優秀であるということが基本柱。偏差値が高いとペーパー試験の成績も当然良くなります。そうすればいい大学に入れるぞ!っていう指導(洗脳?)を受けます。あくまで一般論ですが、田舎の高校になればなるほど、いい大学合格実績を求める傾向にありますから。
 ここでいういい大学というのは、偏差値の高い有名大学と同意です。もっと言うと知名度、ブランド等々といったもの。こういう価値観で育ってきた学生には、未だ以って、その価値観から抜け出せてはいないものです。18年間で培った価値観を、大学生活で拭い去れという方がムリな話。ましてや大学生は高校生の延長です。つまり学生時代の一部だから。
 こういう価値観を、就活が始まる時点でいきなり変えろといっても、できる訳がありません。頭では判っていても、やはり心のどこかにブランドを求める自分がいるはずです。
 脱大企業思考を唱える人たちは全て、社会人の人たち。学生ではありません。経験や視野といったベースが違います。今の僕は、必ずしも大企業じゃなくても、自己実現はできる!と知っていますが、それは曲がりなりにも社会人経験を積んできたから。学生時代には絶対に判らなかったですね。やっぱり名の知れた企業の方ばかり視てました。
 だから大いに大企業の採用スペックの研究をしてほしい。運よく受かれば、胸を張って入社すればいいんです。大企業で学ぶことはたくさんあるから。本当にやりたいことは働き出して初めて視えてきます。
 でも、就活が進んでいくにつれて、大企業ばかり選んでいる訳にはいかない!っていう状況にも遭遇することもあるでしょう。その時に備えて、興味を持った業界に属する中小ベンチャー系の企業の採用スペックも視ておくことは有意義です。大は小を兼ねるではないですが、大企業の採用スペックの見方が判ると、中小規模の企業の採用スペックが簡単に視えてくるようになるんです。高校一年生の時に、イマイチ理解できなかった問題が、高校3年生になって見返してみると、アッサリ理解できてる、なんて経験あるでしょう?それと同じです。
 それでは、ちょっとベンチャー系の採用スペックを考えてみることにしましょう。

▲PAGE TOP