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シリーズ13 「企業研究のツボ・やり方論」 24  企業研究の「縦」と「横」 その3

企業研究のやり方
2012-12-17

企業研究のやり方

日本における産業別の企業区分は、多岐に渡ります。各々区分された業界には多くの企業が属しています。
 しかし、会社規模に目を向けると、いわゆる大企業・有名企業と呼ばれる会社はごくわずかです。企業規模に関しては、過去に何度か書いてきましたが、実に9割以上が中小規模の、それほど知名度がない会社です。株式を上場・公開している企業に絞ってみると、業界ごと全部ひっくるめても、4,000社に満たない。日本に存在する企業は300万社以上と書きましたが、そうするとわずか0.1から0.2%のシェアに過ぎません。
 知名度の高い大企業・有名企業というのは、企業全体から見ると、それほどの割合しか存在していないんです。大企業・有名企業の募集人数なんて、就活を行う学生数からみれば、超難関。僕は就活においては、困ったら大手から受けましょう!論者ですが、そう簡単に受かる訳でもない、ということも承知です。
 企業研究を行う際に、色んな本を見たり知識を得たりするのは重要ですが、掲載してある企業名に意識が向いてしまうと、世の中にある9割以上の中小企業の存在をいつの間にか忘れてしまいます。もっというと、世の中には大企業・有名企業しか存在しないんじゃないか?と錯覚してしまいます。これが盲点です。
 実際にエントリーしていく時期になれば、大手しか受けないかもしれません。それはそれでいいです。でも世の中には、大手以外の中小企業の方が圧倒的に多いんだ、という事実だけは、常に意識するようにしておいてください。そして日本経済を支えているのは、実は中小企業なんだということもね、じゃないと、必ずどこかで行き詰まります。
 企業研究のために、業界研究をする際は、企業名なんかあまり見ないで、業界慣習や業界用語、そしてその業界の職種・職務内容の記事が充実しているものを選んでください。一口に営業職や事務職といっても、業界ごとに仕事の進め方、売る対象など、まったく違うものです。仕事の本質面はどんな仕事でも共通する要素があるんだけど、今の時点で本質面を探る必要はありません。まずは目先の仕事に一生懸命に取り組まないといけないんだから、特に職種・職務の研究が先決。
 書いてあること全てを理解できなくてもいいんです。とにかく読んでみて、なんとなくその仕事風景が頭に絵がイメージできたとしたら、今までの経験(学校生活やアルバイトなど)が活きている証拠。的外れでも何でも平気だから、自信を持ってください。この頭に絵が浮かんだものを優先して受けてみるというのも一つの手ではあります。志望動機も、そこから組み立てればいいんだから。頭にいろんな場面が想像できたんです!ってね。
 企業名をベースに業界研究を行うと、肝心の要素が見えなくなるし、悩みも深みにハマります。だってそこには0.1から0.2%の情報しか掲載されていないんだからね。そんな狭いフィールドでは悩んでも仕方ないですよね。
 企業研究は以上のような、「縦=業界」と「横=企業規模」を意識しつつ行いましょう。縦と横が交わる接点が、業界慣習であり、職種です。この接点をベースに進めていくと、就活に軸ができると思いますよ。

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