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シリーズ 4  「就活と新社会人のハザマ」 企業と人とのミスマッチ(2)

就活悩み(内定後)
2017-08-30

就活悩み(内定後)

「企業と人とのミスマッチ」に関して続きです。      昨今は、ニートや引きこもりといった、仕事をしない層と、フリーターのような定職につかない層の問題がクローズアップされています。        この手の問題については、学生の皆さんも少なからず認識しているでしょうし、学校のガイダンスや就職説明会等でも必ず一度は話題になるテーマです。その手の話題の結論としては、皆さんは、そうならないように一生懸命に自分の将来を考えて、就活を乗り切りましょう!っていう類のものだと思います。        もちろん、それは当然だし重要なことです。そして、学生でも何となくイメージがつきやすいテーマでもあります。だってニートやフリーターというのは、やろうと思えば生でも体験できることだし(笑)。        でも「企業と人とのミスマッチ」の問題はちょっと学生の皆さんにとっては、難しいことかもしれません。現時点で働いたことがない学生に、いきなりミスマッチの話をしてもイメージができるはずなんてないからです。だからこの問題は、学校でレクチャーされるにしても、本質論のところまで到達せずに、流されるカタチになってしまいます。        シリーズ1でも触れましたが、新卒だってミスマッチはあり得る問題です。なぜなら新卒入社の約3割が一年以内に離職してしまうというデータに基づく現実があるからです。        企業と人とのミスマッチという問題は、実はつい最近クローズアップされてきた問題です。色々な要因が考えられるのですが、そのうちの一つに、社会構造の変化というものがあります。        『バブル』という現象は、今の学生にとってみれば歴史のひとコマなのかなあ?まあそれはいいとして、このバブルに酔った好景気時代以前は、日本経済は軒並み右肩上がりで成長していました。社会が成長するということは、企業の収益も安定しているということです。儲けをキチンと出せる会社であれば、従業員だってクビになる心配がないので、安心して働ける。そういった環境の中で、会社の内々のルールに従って昇格していき、そして給料も毎年昇給していく・・・        ・・・これが所謂、終身雇用制と年功序列制ということです。        バブルの絶頂期、僕は高校生から浪人生にかけての時代でした。ちなみに時の総理大臣も、故竹下登氏で、島根県出身の方です。だからこの頃の日本社会の状況は、結構鮮明に覚えていますね。        しかし、僕が就活をしなければならなくなった頃にバブルが崩壊しました。日本経済の成長神話にストップがかかった訳です。経済が成長しなければ企業だって利益を出すことが難しくなる。そうすると企業はどうするかというと、経費削減に走る訳です。これはある意味仕方ないこと。利益が出ないと会社が倒産してしまうんだから。        この削減すべき経費に、人件費というものも含まれています。人件費を削減する、ということは余剰人員をクビにするということ。ここだけを切り取って、リストラと呼ばれることもありますよね(本当のリストラはもっと構造的な意味があるんだけど・・・)。        リストラの対象になる人員は、総じて給与が高いベテラン層です。若い世代は給与も安いしフットワークも軽い。将来の可能性も幅広い。また、企業の利益が出なければ給与だって上がるわけもなく、減給だってあり得ます。こうして必然的に、終身雇用制と年功序列制は崩壊していきました。     続きます。  

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