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シリーズ 2  「採用スペックをぶっ飛ばせ!」 会社と学生の温度差

採用スペック
2018-01-07

採用スペック

昨日は会社サイドが、いかに自分の会社の採用スペックを重視しているか?ということを書きました。


 でも一方で、採用スペックは重要なのは当然としても、学生サイドの人は、この採用スペックを必要以上に意識する必要はありません。なぜなら採用スペックは、学生には絶対に判らないからです。採用スペックが判らないということは、志望動機だって明確に言葉に落としこめる訳がない。


 これには異論もあるかもしれません。志望動機こそ就活では必要な要素で、これがブレたら何のために企業選びやっているのか判らないじゃないか、だから採用スペックを研究することは重要だ!っていう意見ね。それはそれでごもっともだと思います。世の中に数百万社とある中で、一社だけを選んでいく際に、企業選定ポリシーは重要だし、それに就活にはこれと言った正しいやり方なんてないんだから、志望動機を中心に据えて面接に挑める学生は、大いにそれを信じて進めばいいと思います。


 でも、自分の企業選定ポリシーにそこまで自信がない、モヤモヤしている、という学生は、採用スペックのことは敢えて忘れるようにしましょう。就活を楽しくワクワク感を持って満喫するためには、できるだけ自分本意で進めた方が良いに決まっているし、そのためには会社サイドの基本軸を考えるより、学生サイド、つまり自分自身の基本軸をメインに考えていったほうが、健康的だしね。


 なぜ採用スペックを忘れた方が健康的なんでしょうか?それは企業の採用スペックを忘れるとすれば、学生がやることって自己PRだけを考えていくことだけになるからです。自分の出し方、見せ方だけに注力すれば良いという話なら、ある程度は自分本意で物事を進めることができます。


 そうすると、例え、ある企業からお祈りメールをもらったとしても、全然落ち込む必要がなくなる、という理屈になります。自分自身の基本軸が採用スペックに合わない会社に無理やり内定をもらっても、入社後に後悔する。内定の嬉しさは自分の人生の一瞬ですが、入社後は日々の継続。会社や会社の社風、また会社の人間と歯車が合わないことほど、苦痛で病むことはありませんので。


 以前、「扇の要」
という記事を書きました。扇の要とは、自己PRです。対極にある扇の先には、たくさんの企業の採用スペックがあるというイメージです。どんな会社であろうが、またどんな採用スペックを持っていようが、基本的には、どこの会社に対しても、どんな採用スペックに対しても、自己PRは常に不変で一貫性がないといけない。面接の戦略として、表現方法や、用いる「指」は柔軟に変えたとしても、「手のひら」
は不変であり不動。ここがブレると、絶対に自信が持てなくなるし、就活を楽しくワクワク感持ってできなくなるし、入社後にキラキラ輝けなくなる。


 どんな会社に入ろうが、そこで仕事をする以上、今の自分以上の力を常時出すことは出来ません。常に今の自分の価値観や、ロジックの積み上げありきの毎日です。


 自己PRについては、いくつかのシリーズで、その本質や考え方を散々書いてきました。自己PRは未来の自分につなげていけるように作っていかないともったいない。未来の自分とは社会人の自分。よって、今の段階でシッカリ自己PRを固めていくことが社会人の自分を推測するという意味で大切だと思うんです。これは就活に限ったことではなく、今後の人生のためにもね。


 一方で、採用スペック。これはシリーズで詳しく触れたことがありません。だってこれも重ねて言いますが、学生には絶対に判りっこないからです。もちろん表向きの採用スペックは誰にでも判ります。例えば説明会で、


「わが社は、今を変革期と考えており、何事にも囚われず、柔軟な発想で、壁にぶつかっていけるバイタリティある若者を求めています!」


 なんて声高々に揚々と叫んでいる会社。結構あります。これはこれで採用スペックなんですが、一方で


「でも、ウチの会社は縦社会で、社長の感性もあるから、○○のような学生じゃないと続かないだろうな」



「今年は何が何でもシェアを拡大していかないといけないから、体育会系的な営業マンを採りたいな」


 とかって、本音の採用スペックだってあるかもしれない。ここでは敢えて優しい表現で書きましたが、実際には、会社の裏事情で、もっとシビアなスペックを持っているところだってあるかもしれません。


 一般論として誤解を恐れず書くと、会社って、意外とドロドロしている側面もあります。これは労働基準監督署に足を運んでみると、よく判る。元従業員とかが、労働相談をしている会話を聞いていると、いかにヒドイ会社がたくさんあるか?がじかに判るしね(笑)。


 今回のシリーズは、面接官、つまり会社サイドの視点から、学生サイドとの温度差について書いていこうと思います。面接時の質問における捉え方の違いであったり、会社のイメージの差異であったり。そういったことが何となく判れば、自分の自己PRというものがいかに大事か?が判るからね。


 その温度差を産む大きな要素が、採用スペックです。これこそブラックボックスですね。


 それではまず、学生サイドが採用スペックについて考えることがいかにナンセンスか?という事項から進めていきます。


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