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大人の責任とは?学校と社会のハザマを埋めるために 前編

就職
2017-07-01

就職

高校では、進路を決める時期になると、
「自分の好きなこと、やりたいことを目指して大学や専門に!」
なんていうフレーズで、進学意欲を呼び覚まそうとするし、大学や専門サイドも、
「自分の好きを実現しよう!」
などというフレーズで、受験者を集めようとします。また、就活時期になると、学校の就職課や書籍などで、
「自分の好きなことや夢を仕事にしよう!」
というフレーズが飛び交うようになります。
確かにこれはこれで間違いはないと思います。このご時世、どうせ荒波に船を漕ぎ出すなら、好きなことや興味の矛先が向っているほうに舵を切ったほうが良いに決まってます。
そういうことを言われて、生徒や学生は、その通りに学校選びをやっているつもりなのに、またその通りに就活を進めてきたはずなのに、実は、大学や専門を途中で中退する学生も、実は結構多く存在するし、入社後数年で辞めてしまう若者もかなりの割合で存在する・・・これは今の社会の裏の実態です。そして一度中退した若者や、安易に会社を辞めてしまった若者は、なかなか船を再び漕ぎ出すことができない。
好きなことややりたいことを目指して進学したのに・・・好きや夢を実現するために社会人になったのに・・・どうして、中退者や早期の離職者が減るどころか増えているのでしょう?
もちろん、若者本人の問題もあるとは思います。でも僕はそれ以上に、彼ら彼女らの周りにいた大人の責任もあると思うんです。果たして本当に正しい進路相談に乗れていたのか?っていうことね。
相談に乗っている大人だって、そんな色んな価値観を知っているわけではないし、知っている仕事の幅だって多くはない。だから生き方の多様性を示すことはできません。よって結局のところ、その先の人生のイメージができすに、大学に行くことや、就職させることが目的として、後は進学してから頑張れ、会社に入ってから頑張れと、後は本人の責任にすり替えてしまうんです。
日本という国は終身雇用と年功序列に守られていた昭和時代とは異なり、平成以後のバブル崩壊後の社会は、色んな生き方を作り出しました。逆に色んな生き方がありすぎて、大人だってアップアップしています。これでは生徒や学生に自信を持って進路指導できるはずもない。でも、生徒や学生は相対的に物事を見る段階まで至ってないから、その時点で進もうとしている進路が間違っているかどうかは、絶対に判らない。
 今の時点で好きだと思っていることが、将来に渡って本当に好きなのか?は別です。物事ってそんなに単純ではないので、好きだと思っていた部分がほんの一部分で、実際には辛いことだらけかもしれない。
つづく。



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