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大人の責任とは?学校と社会のハザマを埋めるために 後編

就職
2017-07-01

就職

花屋に憧れる女子に、いいじゃない、むいてるよ!って、花屋の実態を何も理解していない大人が無責任にアドバイスしてしまうと、その子は、お花に囲まれてキレイでカワイイお花を売ることしかイメージでいていなかった、つまり花屋の仕事のごくごく一部しかイメージできてなかったのにそれが判らず、いざ花屋に入ってみると、朝早く市場に行って、花を仕入れ、冷たい水で、シモヤケやアカギレを作りながら、茎についた土を落としたり、虫に噛まれながらカタチを揃えたり。
 そこまでしてるのに、実際に花屋で売る役をするのは別の人、だったとしたら、その子はきっと幻滅してすぐに辞めてしまうでしょう。でも、花屋に進もうか悩んでいる時期に、そこまで教えて上げられなかった大人は知らん顔ですよね。だってそれは本人の責任だって主張するだろうから。
 僕はこれがフリーターやニートを増やす本質だと思うんです。本人の責任もあるけど、周りの大人の責任ももっとある。
 高校でも大学でも、その時期に生きている若い人が考えるべきは、また実践すべきことは、ホントはそれを検証するために、在学中にいろんな仕事、いろんな大人の仕事観、いろんな大人の価値観に触れて、体験して、比較すべき引き出しを増やす努力です。そうやって物事を多面的に見る訓練をすべきだと思う。それには大人の協力も必要。目先の進路ではなく、進路が決まった後の姿をイメージして、そこから今を見据えてアドバイスするのが本来の大人の役割だと思うんですね。
 前編で、終身雇用や年功序列の崩壊ということを書きましたが、今は平成29年。まさにバブル後の価値観の多様性しか知らない大学生が世の中にいる時期なんですね。生き方に多様性がある、というと素敵な社会に感じますが、言い方を変えると、一つの生き方しか知らないと転覆したときに岸に戻ることができない、ということ。これは大人だって同じです。若者と異なり、年を取っていけばいくほど、転覆時にそのまま死んでしまう確率が上がります。
 だから大人だって、常に進化しないといけないし、色んな経験をして引き出しを増やさないといけない。特に進路指導する大人にはその義務があると思います。何も自分が全て理解している必要はないです。そんなパーフェクトな人間なんていないから。そういうときは自分のネットワークや人脈に頼ってその人にアドバイスしてもらえばいい。
 だから人脈の広さやネットワークの大きさは大人には必要です。
 でも残念ながら、そこまで考えて若者と向き合ってる大人は少ないなあ・・・というのが僕の正直な感想。
 せめて、僕と縁あって出会う子には、そういう視点とポリシーで、接するし、アドバイスするようにしています。進路で悩んだら勇気を持って僕にメッセくださいね。誰でもオッケイ!
 うーーん、久しぶりにアツく語ってしまった(笑)。

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