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シリーズ 21  「採用スペックをぶっ飛ばせ!」 求める人物像は毎年変わる?

採用スペック
2018-01-29

 企業は生き物です。また現状に決して満足しないバイタリティーがあります。生きていないと、組織が膠着してしまうし、現状に満足してしまうと、市場の競争に打ち負けてしまうからです。だから絶えず動いています。市場の優位性を少しでも保とうと、それをできるだけ売上に結び付けようと、躍起になっています。


 生き物である以上、企業自身の置かれているその時点のステージや、外部環境で採用スペックは変わります。


 企業自身の置かれているステージについては、「こちら」
を参照ください。


 去年と今年で採用スペックが変わることもあります。去年だったら内定だったのに、産まれた時期が悪かった・・・なんてことも、現実にはあり得ます。


 「本シリーズ12」
で例に挙げた、AからBまでの距離を測る、という事業を行っている会社の場合を考えてみると、何となくイメージできると思いますが、




①30センチの定規を持ってきて、地道に測る。



②巻尺を買ってきて2人で測る。



③滑車を使って、ゴロゴロ転がして測る。



④測量技師ばりにプロを動員して測る。


 
 これらのうち、去年までは地道に①のような、じっくり焦らず結果を出せる人に重きを置いて採用活動をしていたのに、今年はグローバル化やIT化という社会的背景の中、どんどん合理性と迅速性を出していかないと、淘汰されてしまうという危機感を、会社が持った場合、今年の採用活動は、②や③が出来る人、そういうことが思いつく人、に重点が移行するかもしれません。


 そうすると、その企業は、会社説明会ではほぼ間違いなく、




「我が社は現在、ターニングポイントを迎えています!今後生き残っていくために、また更なる飛躍を成すために、今までの我が社にはない、そんな新しい血を迎え入れたいと考えています!どうか皆さんのような若い世代で、これからの我が社を引っ張っていってほしい!と切に願って止みません!」




 なんて求める人物像を力説することになるでしょうね。よくあるでしょ?これって、採用スペックで言うと、従来型の①のタイプから、②や③に求めるタイプが移行した結果の発信ですね。


 こういった採用スペックは、何度も言うとおり、学生には絶対に判りません。判らないものを詮索したり、それで悩んだりしても仕方ないんです。


 タイプ的に①の人であっても、②や③の人であっても、「AからBまでの距離を正確に測ることができる」というポテンシャルは全て持ってる訳だし、だからこそ、面接官と話が盛り上がることだって高い確率で発生します。合否の境目は、その時点の企業の採用スペックだった、というだけの話です。決して人物像の否定ではない。


 これって、落ちたことを卑下する必要もなくて、たまたま合わなかったんだと、開き直ればいいんです。この開き直りっていう要素は、実は長い就活において非常に大切で、鬱になったり、モヤモヤ感を抱え込む状態を緩和させる効果があります。


 もともと合否を決定する要因の一つである、採用スペックを分析する材料が、学生サイドにないんだから、判らないことや、理解不能になることだって絶対にあるんです。ということは、開き直るしかない、という流れになって当然。




つづく。



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