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シリーズ 11  「志望動機はホントに重要なの?」 使いまわしの意味

志望動機の考え方・書き方
2016-07-02

志望動機の考え方・書き方

ここまで会社サイドから視た、志望動機の重要性を説明してきました。ここであらためて志望動機の意義をまとめてみます。
 志望動機は、新卒採用の選考ステップにおいて、前半部分の「通過」を担当するサラリーマンが、通過させてもいいかどうか?の目安にするために、頻繁に聞かれます。これは、上司になぜこの学生を通過させたのか?を報告するときに、もっとも説明しやすいものだからです。
 志望動機を聞いて、これこれこうだったので、通過させました・・・って説明するのと、私は個人的にこう思ったから通過させました・・・って説明するのとでは、上司の納得性が違ってきます。下手すれば、真剣に選考していたにも係わらず、「お前の個人的な感性で決めたのか?」って非難されるかもしれません。それでは真面目に仕事したのに、ヤブヘビもいいところ。つまり、部下のサラリーマンに視点を置くと、志望動機の位置づけというのは、このようにも言えます。
『上司に怒られないための説明ツール』
 どうでしょうか?こう考えると志望動機で無意味に焦る必要はない、っていうことが判るでしょう?哀れな部下のサラリーマンにエサを与えればいいんだから(笑)。
 志望動機はサラリーマン社会である会社という舞台では、確かによく聞かれます。でもそれは合否を「決定」する場面ではなく、学生を「通過」させる場面で。ということはつまり、部下のサラリーマンが上司に報告して怒られないようにするため、部下のサラリーマンを安心させるような無難な構成にしておけば事足りる、というわけです。
 「決定」を担当する上司にとってみれば、すでに「通過」を決める段階で、志望動機は聞かれているのだから、今さらあらためて志望動機を聞く必要はないんです。キャバ嬢に、「俺のどういうところが気に入ったの?」なんて聞いたりしてたら、あっという間に女の子のチェンジの時間がやってきます。
 だったら、自分のことをひたすらアピールして、好印象を与えつつ、本気で口説くために語らないと意味がない。ここで本気にならないと、女の子も他の常連さんに逃げてしまいます。学生だって、他の内定をもらった企業に行ってしまうかもしれません。こうなると、今度は上司の職務怠慢ということになります。
 そうならないために上司は、会社の実情や今後の目指す方向なんかを、できるだけ本音ベースで、学生に擦り寄るカタチで話します。これは営業トークと一緒。だから最終面接は、一番学生が言いたいことを言えてリラックスできるって感じるんです。それも会社からすれば、口説きのテクニックのうちなんだけどね(笑)。
 ところで、部下のサラリーマンが上司に説明するのに、一番説得力がある、つまり部下のサラリーマンがもっとも自信を持って説明できるものってなんでしょう?
 それが学生が出す「熱意(本気度)」なんです。アツさ、と言ってもいいかな?上司に、「なんで、この学生を通過させたのか?」って聞かれた時に、サラリーマンは「あの学生はアツい熱意を感じたからです!」って、堂々と言えるでしょ?ちょうど「本シリーズ7」 で、B君が女の子に見せた熱意ですね。
 この熱意には、その会社の詳しい話は特に必要ではありません。だってまだその会社で働いたことがないんだから。B君だって、その女の子の内面を褒めるような会話はしていないはずです。あくまでその女の子の話を聞いて、興味ありそうな話題を掘り下げて、それを利用しているだけです。会社も女の子も、上っ面の情報だけで、最初から知ったかぶりして深入りすると、必ず墓穴を掘ります。深いですよね(笑)。
 ですので、志望動機を聞かれたら、基本的には自分のやりたいことや、今の時点で出来そうなことを、自分基準でアツく語れればオッケーです。「本シリーズ2」 で書いた志望動機の言葉の意味を思い出してください。
 「自分が望んだ、将来こうなりたい!ってことを達成するために、直接行動する事由」
 あくまで自分基準でしょ?
 「ESシリーズ」 でも触れたんですが、志望動機は使いまわしでも構わない!というのは、実は以上のような背景から説明できるんです。自分基準で考えれば、自ずと使いまわし可能になりますよね。心配しないでも、他社には絶対に漏れないから安心してください。
 次回から、志望動機の考え方、作り方に入ります。ここまで長くてごめんなさい(笑)。

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