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シリーズ 7 「会社の選び方 ~働く動機とシンデレラ~」 就活と生活2

会社の見方・選び方
2018-04-12

前回、旅行の話が出たのでその流れで。
実は、これは話をしていた就活生が言ったことなんだけど、例えば海外旅行に行くとします。かなりテンションも高く、まさしく余所行きモードです。そして、どうせ行くならオシャレな国がいいなあとか、日本では出来ないような珍しい経験ができる国がいいなあとか、美味しい料理とか食べたいなあ、とかって日本人なら誰しも考えます。
これは旅行という、「非日常」の世界の中で、その国に訪れるからこそ、考えても差し支えない事項です。でも仮に、旅行に行った先の国に住むってなったら、どうでしょう?もちろんオシャレな国かもしれないし、珍しい文化があるかもしれない。美味しい食べ物もあるのかもしれない。でもいざ住み始めたら、そんなことはあまり重要じゃないはず。重要じゃないというと語弊がありますが、毎日の生活にはそれほど関与しないという意味です。
そんなことより、もっと文化とか気候とか食事(レストランではなく、自宅の食事です)とか習慣とか、そこで生活して行くための要素が、自分に合わないと絶対に苦しいはず。だってこれは毎日の「日常」だからです。
玉の輿に乗る前に立ちはだかる、現実のお話。
もともとのお話に戻すと、見た目とか格好にこだわるのも個性を尊重するという意味では大事。例えば茶髪が自分の自信のベースになっているのなら、「就活」でも大いにこだわってほしいとさえ思います。
でもその一方で、将来社会人として会社に入り、そこでストレスをできるだけ感じず「生活」していくために、今をどうすべきか?っていうことも考えて欲しいと思います。
仮に、外見に非常にシビアでうるさい会社があるとします。あくまで仮のお話ですが。その会社は、黒髪にリクルートスーツで地味なメイクという格好をしないとなかなか内定をもらうのは難しい。見た目や格好にこだわっているとここでは内定はもらえない。でも、実はその会社の入社後の仕事のスタイルは、自分にマッチしているかもしれません。そうすると将来の輝きを見据えて、外見に対するこだわりを今は捨てて、黒髪にして我慢する場面も出てくるかもしれません。
ひょっとしたら、そんな外見で判断する会社なんてこっちから願い下げだ!って、見なしてしまうかもしれませんよね?もちろんそれだって間違いじゃありません。企業選定に決まりきった道はないから。でも今は「就活=非日常」。将来は「生活=日常」。今の輝きにこだわるか?もしくは将来、別の輝き方を見出すか?っていう価値観のバランスの問題ですね。
これは非常にセンシティブな問題なんですが、少なくとも言えることは、将来の「生活=日常」というイメージを持つことは必要であるということです。このイメージを持たないと、バランスを取る意味さえ判らないということになるからね。
学生や若者が就活を行う際、もっともアタマから抜け落ちてしまうもの、それが「働く動機」なんですね。そして、その「働く動機」こそが、「生活=日常」にもっとも近い要素なんです。
やりたいことを模索している段階の学生や若者にとっては、企業にはたくさんエントリーしなければいけません。と言っても、どんな業界でも構わないのか?というと、決してそうではないはず。学生がエントリーする企業を選ぶ際には、表面上の企業像から斬りこんでいく場合が多いからね。例えば、
子供のころから憧れ、身近だった 女性や子供の支援事業に共感した おもちゃや絵本のようなアミューズメントな世界が好き
みたいな感じ。これはこれでいい。でもこれに、「生活という視点」を加えてみていかないといけないということです。
つづく。

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