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シリーズ 11 「会社の選び方 ~働く動機とシンデレラ~」 質問の未来にあるもの

会社の見方・選び方
2018-04-16

会社の見方・選び方

憧れの業界の会社の最終面接で、社長さんから、
「ところでBさん、Bさんは、ツブ餡は食べられますか?」
こう聞かれたBさん。この時のBさんの心理状態はどんな感じでしょうか?
「・・・ツブ餡かあ。私はツブ餡食べられないんだよなあ。饅頭は問題ないんだけど・・・。でもここで、ツブ餡は苦手で食べられないって言うと・・・絶対にヤバイだろうなあ。面接では短所とか弱みを素直に言うことはタブーだって言われてるし、ツブ餡食べられないと落とされるかもなあ・・・」
こういう感じですね、きっと。
短所や弱みは、面接では言ってはいけない!というウワサに洗脳されているBさん。何とか長所に転化して発言しなければって頭で考え、少ない時間でいろいろ考えたけど、良い回答が思い浮かばない。でも内定はほしい。美味しいツブ餡なら大丈夫かもな。シロ餡が食べられるんだから、何とかなるやろ!・・・で、結局、
Bさん 「はい、もともと甘いものが好きですし、ツブ餡も食べられます!」
って回答することになります。恐らくほとんどの学生(学生に限らず転職希望者も)はこういう回答をしてしまうのではないでしょうか?
すると社長さん、
社長 「そうかそうか!いやあ、今年の当社の求める人物像は、ツブ餡を食べられる学生だったんだよ!良かった良かった!Bさん、君は内定です!是非ウチに来てほしい!」
と、喜んでその場で内定宣言してしまいました。

まあ、これはあくまで「生活視点」のうち、『②労務的な視点』を吟味するということを判りやすく説明するための例なので、実際にはこんな質問はあり得ないのですが、これに似た場面って、実はよくおこり得ます。
Bさんは、昔から憧れていたお菓子のメーカーに見事内定をもらった訳です。嬉しくないはずがない。家族からも、良かったねえ、いい会社に内定もらうことができて、って喜んでもらえ、友達や仲間からも、「さすがBだなあ!なんだかんだ言っても最後はビシッと決めるねえ!おめでとう!バラ色の未来だな!」なんて賛辞の声です。
Bさんは、「いやあ、そんなことないよ。まぐれまぐれ。」なんて謙遜してみせはするものの、ちょっと誇らしげ。そりゃそうです。行きたかった業界の会社に内定もらったんだから。Bさんとしては、「就活」は100点満点で終了することが出来た!と大満足です。
さてここでまた問題。行きたかった業界の会社に内定をもらい、大満足の「就活」を終えたBさん。果たして大学を卒業して、その会社に入社する4月以降の「生活」は満足がいくものとなるでしょうか?
つづく。

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