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シリーズ 3  「会社を辞めたくなった時に考えること」 横情報の弊害

辞めたくなった時
2016-10-11

辞めたくなった時

「横」の情報で、もう一つ見逃せない事項、それは仕事探し情報の氾濫です。ここでいう仕事探し情報とは、人材業界が求職希望者に向けて発信する求人情報と、就職活動中もしくは、就職や転職を考えている人の、苦悩や悩みのナマ情報です。これは新卒・既卒の就活どちらにもいえます。
今のご時世、人材の流動化が進んでいるのは確かです。今は不況もあり落ち着いてはますが、人材業界が伸びてきて、いろんな種類の人材会社が雨後の筍のように登場するのは必然かもしれません。当然にして、ネット上でも就職絡みのWebサイトは乱立しています。
しかしどこの人材会社もボランティアではなく、商売でやっています。そのため、登録者を増やさないと倒産してしまいます。だからあの手この手で、エサをばらまき、登録者を囲い込もうと色々仕掛けてきます。
今の給料より年収アップ確実!とか、未経験者からキャリアアップ!とか、残業なし!とか、大学生であれば、ライバルたちはすでに始めている!出遅れるな!とかね。
もちろんウソの広告は出せないので、書いてあること自体は間違いじゃないんだけど、それが今の自分にとって適しているのかどうか?を見極めないといけない。
しかし、後から書きますが、今の自分の仕事環境に不満があると、どうしても隣の芝は青く見えるし、向こうの池の水は甘く感じる。とにかく今の環境から逃げたいからね。
今は昔と違って、転職するための手ほどきやノウハウが巷に溢れています。しかも自宅にいながらにして、隣の芝や、向こうの池の水のカタチや情報まで入手できるわけです。だから言い方は変だけど、辞めやすい環境は整っています。
でもこれがある意味、人材会社が仕掛けたワナ。自分にとって本当に青いのか?甘いのか?は、画像や情報だけでは判らないんです。でも心の隙間に、転職すれば今の悩みは解決するはず!という想いが入り込んできます。本当は、今の日常のバランスは、いろんな要素で成り立っているから、根本的な解決にはならないんだけど。
しかもネットには、今、自分が勤めている会社の労働環境や、属する業界が、いかに厳しいか?辛いか?を赤裸々に書き込む人もたくさんいるように見えます。全体で見れば、そういう書き込みを行う人は、実は本当は少ないんだけど、自分と同じ心境の人がいるんだ!っていう意味では、悪い意味で辞めるための勇気をもらえます。
こういった「横」の情報は、どちらかというと悪い影響の方が多いのではないか?というのが僕の結論です。というのは、若い人は、まだ社会経験が不足しているので、自分にとって何が正しいのか?が解かり得ないから。
そうなるとどうなるか?というと、今の会社を辞めて新しい会社に移っても、実際には、そこの芝は青くなかったり、水も甘くなかったりするわけです。しかも、その芝は前の会社よりボロボロだったり、池の大きさも全然小さかったりする。そして自分はこれから何をしていかなければならないか?が、逆に判らなくなり、負のスパイラルに陥っていく・・・悪循環ですね。
ここまで、気持ちの悪い不安にさせることばかり書いていってごめんなさい。でも「横」の情報が拾いやすい今の時代では、誰にでも容易に起こり得ることなんです。最終的にこの先に待ち構えているのは、フリーターという“職種”です。
「夢の追い方 その3」 (←リンク)の記事でも書いたように、今の日本では、フリーターになると、キャリアアップしていかない仕組みになっています。だから今の状況から逃げ出したいとの想いで仕事を変えてしまうのは絶対に良くないんだけど、「横」の情報ばかり追っていると、知らないうちにフリーターへの路を歩くことになってしまいます。
その路に進むことを断ち切るものって何でしょうか?実は、それが「縦」の情報です。
つづく。

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