twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ 6  「会社を辞めたくなった時に考えること」 仕事の基礎力

辞めたくなった時
2016-10-14

辞めたくなった時

僕が修行時代を過ごした時期に、インターネット技術が進んでなくてある意味ラッキーだったなあ、と思ったのは、「横」情報を知らずに過ごせた、ということです。「横」情報は、弱った身体に悪魔のささやきのごとく入り込んできます。
「横」情報で一番やっかいなのは、自分の立ち居地が相対的に見えてしまうという”錯覚”に陥ることです。つまり他社や他人と比べてどうなのか?という情報を得てしまうということ。具体的にいうと、会社のハードワークが異常であるとか、お給料が安いとか、そういう情報です。これは錯覚なんだけど禁断の果実。
辞めたくて辞めたくて仕方ない時に、自分が勤務している業務内容の情報や、お給料の額についての情報を得てしまうと、辞めたい理由が正当化できるような気がしてきます。だってその情報って、自分のやる気を殺いでしまうような後ろ向きな情報ばかりだから。
実際に、修行時代の若い時期に辞めてしまう人に話を聞いたとき、圧倒的に多いのが、仕事がつまらない、やりがいが感じられない、残業が多い、お給料が少ない、といった、どちらかというと、建設的ではないものばかりです。
僕はそういう相談を受けたとき、転職したほうがいいかどうか?を決める要因として、まずはその人が心身ともに身体を壊す危険性があるかないか?ということを考えます。いくら修行時代だからと言って、体調が悪くなるほど我慢するのは、逆に将来の可能性を狭めてしまう危険があるので。
最近は、ちょっとしたことで簡単に傷ついてしまい、身体に変調をきたす若者の多さを指摘されることがあります。そういう指摘の論調は、最近の若者は情けない、弱すぎる、根性がない、などどいうニュアンスを含んでいるものも多々あります。でも僕は、身体に変調をきたす若者の多さという点では、今も昔も変わらないと思っています。今は精神的なケアの重要性が認知されてきたためクローズアップされてるだけで、以前は、話題にならなかっただけの話だと思う。
昔は根性論、精神論全盛で、その全てが悪だとは言いませんが、メンタルの不調を訴えることは、見下されたり差別的な対応をされたりという方が多かった。だから、自分で抱え込んでしまうことが圧倒的に多く、今よりも重症だった人が絶対にいたはずです。
それに、一度も社会に出て働いたことがない人が、これだけたくさんの会社から、たった1社を選んで入社するわけだから、当然、自分にとってハズレを引くことだってあるからね。そういう時は、そのハズレの経験を糧にいくらでもリベンジすればいいのではないかなと思います。但し、次に選ぶ会社は本当に重要だけど。
少し話がそれましたが、若者が修行時代に辞めたくなる理由というのは、そういった建設的ではないものが本当に多いんです。僕はこういう理由だけで辞めたいと言っている子には、もうちょっと頑張ろうという話をします。そしてそれは僕の経験上、自信を持って明言しています。
修行時代には、多少のハードワークな環境であっても、やりがいを見出せない仕事であっても、お給料に少なからず不満があっても、そういう要素はあまり気にしてはいけないと思います。ていうか、そんな理由で辞めるのはナンセンスです。修行時代には環境ややりがい、お給料なんかより、もっと大切なことを習得しないといけないんです。
それが、「仕事の基礎力」ということになります。
仕事の基礎力に関しては、ずっとずっと前に、「仕事力をつけるということ」 (←リンク)という記事でも触れました。その時は内容を深く掘り下げてなかったので、今回のシリーズでついでに、仕事の基礎力の本質にも触れられたらいいかな。
つづく。

▲PAGE TOP