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シリーズ 10  「会社を辞めたくなった時に考えること」 修行時代最大の目的

辞めたくなった時
2016-10-19

辞めたくなった時

僕は飲料食品メーカーには6年間在籍して、部署は総務部と法務部を経験しました。キャリアとしては、平社員として2年間の修行時代を経て、3年目に主任に昇格しました。その会社では主任は管理職の仲間。部下も1人つきました。
何度も書いているように、20代の修行時代の中で、まず最初の入り口段階で肝に銘じないといけない目的事項は、

  「自分の担当業務を極め、社内で足元を固める」

です。これはこれで第一ステップとしては重要なんですが、さらにこの後、第二ステップとして重要になってくる目的事項として、

  「昇格して部下を持ち、業務をマネジメントする」

というものがあります。マネジメントとは、管理するという意味。だから要は、自分自身で業務や人を仕切ったことがあるかどうか?というキャリアです。実は、20代の仕事の経験で最大の目的にしておくべきなのが、この事項なんです。
ここで、誤解してほしくないので書きますが、「部下を持って業務をマネジメントする」という事項の中に、「人を仕切る」という事項は共有されていますが、「人を仕切る」という事項の中に、「部下を持って業務をマネジメントする」という事項は含まれていないことを十分認識してください。
どういうことかというと、例えば今、学生の皆さんであればアルバイトをやっている人は多いと思いますが、飲食店や居酒屋、小売業店舗なんかのアルバイトをやっていると、1年くらい同じ店舗でバイトしてると、後輩のバイト生が入ってくると思います。そうすると、必然的にバイト経験の長い自分が、バイトリーダー的な立場で、後輩たちを仕切ることになります。シフト調整とか、現場のオペレーションとか。
このように、アルバイトやフリーターをやっていても、人を仕切ることは可能です。まあ同じアルバイトを経験するなら、人を仕切る経験を積んでおくのも悪いことじゃないんだけど、でも所詮それはアルバイトやフリーターの仕事の域を超えないんです。狭いアルバイト担当の仕事の領域で、どんぐりの背比べをしているに過ぎない。
「部下を持って業務をマネジメントする」というのは、管理職の立場に立つということです。つまり経営者の視点で物事を見極めていくことが問われるということ。経営視点で仕事を仕切っていくということは、同じ仕事でも、修行時代の第一ステップの頃と比べて、別の見え方になってくるものです。
逆に言うと、違う見え方にならないと、マネジメントしているとは言えず、それは、アルバイトやフリーターの立場と何ら変わらないことになるんだけど。
まあ、この経営視点というのは、なかなか難しいことではあるんですが、でもそういったキャリアは、転職市場では一定の評価がなされます。この域まで達するには、ある程度の年数が必要であり、そこを転職時には評価され、判断されるというわけです。
この評価や判断は、あくまで他人が行います。自分の評価や判断は、転職時には、ほとんど武器になることはありません。ここは意外と安易に転職を考える人の盲点になるところですのでご注意ください。
経営視点の習得は、正社員としてのポジションじゃないと、絶対出来ません。つまりアルバイトやフリーターでどんなに長い年月仕事をしても、どんなに人を仕切っていると言っても、それは就職活動においては、全くキャリアとして加味されないということですね。だって、アルバイトやフリーターの場合、上には社員さんがいます。どんなに仕事の実績を上げて、内部での信頼性が増したとしても、それは自分の地位が上がったわけじゃなく、ただ自分より下が増えただけ。自分の地位は、全く変わらないんですね。

つづく。

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