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シリーズ 11  「会社を辞めたくなった時に考えること」 20代の転職の旬

辞めたくなった時
2016-10-20

辞めたくなった時

前回触れたように、修行時代の第二ステップのゴールは、「マネジメントを通じて、経営視点で仕事を視ることができるようになる」ということです。
経営視点で仕事を視る、というのは、仕事の目的と役割を理解しているということですね。判りにくいかな?
部下を持って仕事をマネジメントするということは、自分のチームに担当業務が存在し、それを統制するということです。その担当業務は、ほとんどの場合、ルーチンワーク(決まりきった日課)だと思います。ルーチンワークを部下に任せつつ、自分は部下の仕事をチェックしたりします。
同時に、自分自身にも上司がいます。その上司からみたら、自分は部下にあたる。自分は中間に位置する。だから当然、自分にも担当業務があります。それは部下には出来ないようなレベルの高い業務だったりするわけですね。
あくまで一般論ですが、僕個人の考えでいうと、転職を考え始める時期というのは、この修行時代の第二ステップで、「自分の担当業務を極め、足元を固める」から、「マネジメントを通じて、経営視点で仕事を視ることができるようになる」というところまでを経験した後が、もっともステップアップにはつながると思っています。
「やりたいことが見えない人へ」 というシリーズを書いたことがありますが、このシリーズでいうと、「シリーズ17」 以降に書いてあるような経験を踏まないと、市場価値が見出せないということになるんでね。
もちろん、第一ステップが修了した時点で転職することもステップアップにはつながります。しかしその場合は、次の会社でも修行時代から始めないといけないことになる。ちょっとだけ遠回りかな?って気がします。もちろん次の会社で心機一転!頑張ろう!という場合は別だけど。20代半ばくらいであれば、こういった転職は認められることが多いので。
僕の修行時代の第二ステージは、法務文書課での仕事だったので、担当業務も契約書審査や、稟議書のような社内申請書管理を行っていました。毎日、全国から山のような契約書や申請書が上がってきます。これを処理するだけで一日が終わってしまうくらい。でも審査自体は、形式審査なので、ポイントだけ抑えると要領が判ってきます。申請書の内容を判断する(難しい言葉で言うと、決裁と言います)のが、あくまで部長クラスや役員クラスの人たち。僕が行っているのはあくまで機械的な事務処理です。慣れれば誰だってできる仕事です。だから高レベルなスキルは身につきません。
ここで将来のことを考えたわけです。このまま日々、申請書に埋もれて毎日が過ぎていって、歳を取っていくのかなあ・・・とね。今考えれば大げさな話ですが、当時はホントにあれこれ考えていました。相変わらず上司とはウマが合わなかったのですが、仕事の責任感は増していきました。
今は事務処理に追われてしまっているけど、そもそもこの業務は、なんで必要なんだろう?そして判断する部長や役員が、判断しやすいように判りやすくするにはどうしたらいいだろう?・・・なんてことを考えるようになったわけです。
つまり自分でルーチンワークを考えるようになったということであり、気づけたということ。個人的には、こういう考えに達したから、その後の転職がスムーズに行ったのではないかな?と自負しています。
つづく。

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