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シリーズ 2 「自己PRの土台になる大切な視点」  当たり前を活かせるか?

自己PRの土台
2018-03-11

自己PRの土台

(1)学生は、世の中には思う以上に様々な世界があることに気づけない。
(2)学生は、自分の行動は他人とのバランスで成立していることに気づけない。

自己分析をする上で、この2つを把握することは非常に重要です。(1)と(2)では観点が異なるんですが、「自分の当たり前を活かす場所を見つける」ということと、「見つけた上で活かし方を知る」という意味で、お互い連鎖しています。
まずは(1)について書いていきます。「自分の当たり前を活かす場所」探しというのは、実は学生だけで考えていてもできるものではありません。もっと言うと、職務経験の浅い社会人でも難しい。ですので、厳密にいうと、大学の先輩や、入社歴の浅い社会人、そして実は、若い就職カウンセラーも、自己分析のアドバイスはできるはずがないんです。
そういう人が複数集まると、アドバイスも有意義なものになるんだけど、1人だけのアドバイスでは、逆に学生を惑わせる。
これは前に書いた、「赤鼻のトナカイはたくさんいます。」 に通じる考え方なんだけど、自己分析というのが、自分の当たり前を把握して、それが活かせる場所を知り尽くすことがワクワク感につながっていくということです。だから、広い世界を知らない経験の浅い社会人や、まだ社会に出ていない学生が、後輩にアドバイスをしても、それは彼等の価値観を押し付けていることにしかならず、自らの価値観の把握にはならないということなんです。
・・・なんか判りにくいので、ちょっと具体例として、僕を例に挙げてみます。
僕は新卒で入った会社は、過去に何度か書いてきたけど、大手飲料食品メーカーでした。その会社で、僕は本社勤務となり、総務部に配属になり、30歳で転職するまでの6年間、ずっと本社の中で働いていたんです。
その会社は、ドリンクの販売会社だったので、全国に支店を持っており、社員のほとんどは営業マンでした。僕は割合的には少ない管理部門の社員でした。営業マンというのは、笑顔も愛想も必要で、明るく笑って仕事をする世界ですが、その会社の本社はちょっと違っていました。特に総務や人事は違ってた。
僕が在籍していたのは、もう10年以上前のことなので、今は違っているのかもしれないけど、当時の総務や人事は、仕事中に笑ってはいけなかったんです。・・・ガキの使いの年末番組みたいですが、本当に仕事中に笑顔を出してはダメでした。
だけど、いくら本社とはいえ、500人規模の社員がいるわけで、必ず誰かと接する機会があるわけです。仕事は他部署との連携で成立するものだから。例えば書類の進達なんかで、他部署の誰かが僕のデスクに持ってくれば、笑顔で預かります!と言いつつ、世間話もするわけですよ。でも、その瞬間をたまたま会社のエライ人に見られると、「アイツは、仕事をサボってる」と判断されて人事評価が下がったんですね。
僕は、この状況にはかなりのストレスを感じていました。でも、僕は当時は他の世界を知らなかったので、「仕事ってこんなもんなのかなあ・・・」と理解せざるを得なかったんですね。その会社は東証一部上場企業で、規模だってデカイ。そんな会社の価値観は世間の常識だろう、と思い込んでいたということです。
つづく。

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