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シリーズ 13 「自己PRの土台になる大切な視点」 自己PR事例(2)

自己PRの土台
2018-03-24

自己PRの土台

-(2)
「私は進んで工夫をする性格です。社会体験の目的で、社会学のゼミ生5名による若い女性向けの雑貨の商品企画をしたことがあるのですが、何度か行なった会議でも、これと言った企画が出ず期限も迫っていました。そこで私は、自分なりのアイディアに基づき、率先して画用紙を使って簡単なサンプルを作りました。すると、イメージが形となって議論が活性化し、商品サンプルが完成、無事納期にも間に合いました。既存の流れにこだわらず、時には自分で流れを変えていき、考え方を工夫することも大事であるということを学びました。この経験を今後の仕事でも役立てて生きたいと考えています。」
この自己PRは、書き言葉としては、作りは悪くない。このキーワードや中身が果たして自分を表しているかどうか?は別にして、書き方が悪くないってことね。
ですが、よく読んで場面をイメージしてみてください。大学の教室で放課後に、5人の学生が机に座って議論しています。サンプルもそこにいろいろ置かれている。そういう状況ですよね。そこでこの自己PRの作成者は、サンプルを出します。それがベースになって商品サンプルが完成、納期に間に合った、という流れ。
この流れには、作成者自身が主人公になって活躍している姿がベースになっていますよね。それでは他の4人はこの時何をしていたのでしょうか?4人の性格は色々なはず。アツい人、一歩引いてみる人、当事者意識を持たず何となく参加している人、全てに批判的な人、そこまでアクの強い人ばかりが集まっているわけではないでしょうが、少なくとも全てがクローンのように同じ型の人間なわけがありません。そしてこの5名は、それぞれ人間関係が構築されているので、自分の居場所も決まっているはず。
こういう背景の中、なぜ自分はサンプルを出すことが出来たのでしょうか?そしてどうして他の4名はそれを受け入れてくれたのでしょうか?
色んな理由が考えられます。元々作成者がそういうものを作るのが得意で、みんなそれを期待していたというケース。また、みんな適当で難しいこと考えてなかったけど、たまたま作成者が責任感があり、サンプルを出してきたら、みんなラッキー!とばかりこれに食いついてきたというケース。まだまだ他にもあるでしょう。
でもそんなことは場の空気なのでどうでもよく、問題は、どうして作成者のサンプルが採用されたか?ということです。それは他の4人が認めてくれたからです。自分にそういうサンプルを出させてくれる雰囲気を作ってくれて、サンプルも、これいいね!って認めてくれたから、商品サンプルまで発展し、納期に間に合ったというわけ。
なので、この自己PRを話す際、あるいは文字数によっては書く場合でも、「周囲のおかげ」とか、「サンプルを出せる土壌を整えてくれた皆に感謝です」とか、そういう言葉を散りばめることが、組織の中で仕事ができる人だという刷り込みを面接官に与えることはできるんですね。周囲に認められるためには、普段から、
(1)性格が素直で、聞く耳を持っている(笑顔、明るいなど)。
(2)自分の担当業務をコツコツ真面目にこなす。確実にキッチリ行なう。

という評価と実績が備わっている人、ということになります。
つづく。

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