twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ 7 「企業規模を視る」 製造業の中小企業

企業規模
2016-12-27

企業規模

当初は、企業規模の話から、仕事の適性に落とし込もうと思っていたんですが、ちょっとそれだと徒に長くなりそうなので、まずは「企業規模」「業界」に焦点を当てて展開していきます。
ところで先日、ある学生と話をしていて、大企業以外に会社に不安を持つのは仕方ないとして、じゃあ一体何が不安なのか判っているのかな?っていう疑問を感じました。学生であれば誰しも大企業・有名企業にエントリーしたいもの。ここまではいい。でも誰もが大企業や有名企業に受かるはずもなく、多くの人は中小ベンチャーも同時にエントリーするものです。だって、日本にある9割以上が非・大企業なんだから。
このシリーズの目的は、大企業と中小ベンチャーを比較しつつ、どういうポイントで会社を視ていけばいいのか?また中小・ベンチャー企業を視るポイントは何か?に関する一つの見解を書こうと思っています。
さてさて、ここまで大企業と中小企業の違いを、法律や仕切りの側面から考えてきました。まあ総じて中小企業やベンチャー企業っていうのは、資本金も従業員も少ないケースが多いですね。これは会社のステージに沿って考えれば必然ではあるんだけど。
ところで、そんな資本金や従業員が少ない中小企業ですが、中小企業同士を業界別に比較した時、アタマ一つ抜きん出ているものがありますね。
それは製造業です。
製造業における中小企業の定義は、「従業員数300人以下又は資本金3億円以下」です。これはハッキリ言ってかなり大きい規模感です。小売やサービス業でこの規模だと、立派な大企業ですね。売上や利益もかなり大きくなっているはずです。なぜ、これほど中小企業の製造業の規模が大きいのかというと、まずはモノを作るために設備投資をしなくてはならないから、ということが挙げられます。設備投資というのは、簡単に言えば、工場機械を購入するという意味。ある程度の大量生産をしていかないと、利益は出ないから。だから手作りよりも工業化していく必要があります。
どんなに優れた商品であっても、それが安定的に同品質で製造できないと意味がありません。安定的にモノを作ろうとすれば、かなり思い切った設備投資をしなくてはなりません。一方で機械だけに頼る訳にもいかないので、どうしても人の手が必要です。よって一定の従業員も必要ということになります。
設備投資をしたり、多くの従業員の確保するということは、先行投資も含めたカネがかかることになります。このカネを確保するために、会社は売上を上げることはもちろんですが、銀行からカネを借入れたりする必要があります。銀行は、会社の体力を審査してカネを貸します。この体力の一つに、資本金というものがあるんです。
製造業という世界には、実はあまりベンチャー企業というものは存在しません。初めにかなりのカネがかかる業種に、ニッチな隙間を狙うベンチャーが参入できる余地は少ないからです。特にオーナーベンチャーは厳しいでしょう。あるとしたらプロジェクトベンチャーか、コーポレートベンチャーですね。つまり親会社が資金を出していたり、親会社の信用で、銀行からカネを借入れるケースです。でもあまりこういうこともないですね。
オーナーベンチャーとかコーポレートベンチャーとかって言葉の意味は、「企業研究シリーズ」 を参照ください。
製造業界の中小規模の会社は、所謂、中小企業が圧倒的。これは大企業思考の学生がエントリーしてもハズレが少ない業界とも言えます。
ナゼでしょうか?ここで中小企業とベンチャー企業の相違を視ることにしましょう。

▲PAGE TOP