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シリーズ 9 「企業規模を視る」 内部体制

企業規模
2017-01-04

企業規模

前回は、内部体制の整備具合という点に触れました。内部体制の整備具合というのは、同じ中小規模の会社であっても、中小企業よりベンチャー企業の方が未整備であることが多いです。これは一般論ではありますが、総じて現実。
未整備というのはどういうことか?というと、営業サイドの成熟度合いに比べて、管理サイドが脆弱である、ということです。つまり経理や総務、人事、法務といったセクションが弱いということ。
これはある意味仕方ないことではあるんですが、株式会社というものの存在意義は、過去に何度も書いてきたように、
1円でも多く売上を上げること!1円でも多く利益を出すこと!
の2点に尽きます。これしかないと言ってもいいくらい。
例えば、よく学生の志望動機で、「あの会社は社会貢献に積極的だから」なんていうようなことを聞くことがあります。もちろんこれはこれで間違ってはいないのですが、視点がちょっと違う。会社というのは、儲かってナンボの世界なんです。社会貢献出来るのは、本業が儲かっているから出来る訳です。いくら社会貢献しているとは言っても、それは会社全体の儲けの範囲内のことです。
ベンチャー企業というのは、まだまだ儲けの幅が狭いので、社会貢献を優先して考える余裕や体力がありません。だからとにかく、売って売って売りまくって、売上を上げよう!!という方針が最優先されます。よって営業サイドには即戦力の中途採用者がかなりいるはずだし、大企業のように、社員の年齢と新卒入社年度が比例していることもない場合が多い。入社時期や年齢もバラバラ。まずは売上を上げないと、会社そのものが競争に負けてしまう危険性が大企業より大きいからです。
ベンチャー企業と呼ばれる会社が新卒に期待することは、まずは営業としてバリバリやってもらいたい!という想いです。採用スペックはほぼこれだと言ってもいいでしょう。ところが、多くのベンチャー企業の場合、会社の伝統やブランド浸透性が比較的希薄なだけに、色々な経験を持つ中途転職者が、それぞれ自分のカラーで営業活動を行い、仕事のスタイルがその人本意になっていることが多いんです。
これが、前回書いた仕事が俗人的になっている、ということです。
同じ営業でも、ある人の言うことと別の人の言うことが全く違っていたりすることもあるし、また例えばAという商品については、Bさんしか判らない、Cという商品はDさんしか判らない、といったように、仕事が人にくっついていることがあります。
念のため言っておきますが、仕事が俗人的になっていることが悪いか?というと、決してそんなことはありません。むしろその方がいい場合もたくさんあります。ただ、僕のブログのポリシーはあくまで、学生の就活支援。その視点で俗人的ということも考えたいと思っています。
一般論で言うと、仕事が俗人的になっている会社に、何も知らない新卒社員が入ると、ついた上司や先輩によって、当たりハズレがあるという危険があります。また教わったことが果たして会社的に、また世間的に正しいのかどうかも判断できない場合が多いんです。
そしてもう一つ、上に書いた管理サイドの脆弱さ。入社後、これに悩ませられる人は意外とたくさんいます。学生が就活をする際にも、目を配った方がいいファクターですね。
じゃあ、管理サイドの脆弱さっていうのは、何でしょうか?

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