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シリーズ 13 「企業規模を視る」 有名企業 ≠ 大企業(2)

企業規模
2017-01-08

企業規模

前回のつづき。
有名企業 ≠ 大企業
である場合が多々ある業界の話です。
これは一般論ですが、学生のような若い世代に、知名度もあり人気のある企業というのは、歴史が浅い業界に属することがよく見受けられます。歴史の浅い業界というのは、例えば通信業界(特にIT業界)、サービス業界、アミューズメント業界、人材業界等々です。総じて非製造業ですね。こういった業界に属する企業には、会社設立も数年足らずで急激に成長してきたところがたくさんあります。そういった企業はマスコミにも好意的に取り上げられたりしているので、企業規模は小さいながらも結構有名です。さらには株式を公開・上場している企業だってありますよね。
そういえば念のため書いておきますが、僕は特定業界や特定企業を想定して、この記事を書いていません。あくまでも一般論であり、学生や転職者が企業を判別するひとつの目安になればという前提です。だから、この業界は止めとけ!とか、この企業はキツイぞ!とか、そんなことを書いている訳ではないので、誤解のないように願います。あくまでも内部体制という、企業研究のひとつの見方という観点です。
話を戻しますが、実は内部体制というのは社歴が浅く、従業員が少ないような小さい企業の方が仕組みを作りやすいんです。しがらみもないし、抵抗勢力もないので。
でも作り上げた内部体制が、会社に根付いているかどうか?は、実は全く別物。何でもそうですが特に仕組みやルールというのは、運用されていないと意味がない。しかし残念ながら株式上場・公開して有名なんだけど、まだまだ内部体制は、試行錯誤の状態が多いと言った企業も多々あるのが現実。
でも学生や第二新卒のような若者の視点からすると、こういった飛ぶ鳥も落とすような勢いの会社の方が、スマートでカッコよく映るものです。だから人気があるという流れです。会社説明会では、裏事情まで暴露して来ないからね。常に勢いのあるビジネス展開の話が中心で、学生の心中にある野心をくすぐります。
逆に、歴史の深い業界に属する中小企業は、若者から見たらカッコよくは映りません。むしろ野暮ったい感じでしょうね。でも実は社歴も長い分、内部体制も根付いていることが多いんです。
学生の企業選定では、どうしても有名とかカッコいいか、スマートに見える仕事をしてるとかっていう方面に目が行きがちです。それが悪いと言っているのではなく、入社後に悩まないようにしてほしいっていうのが、僕なんかから言わせると常にあります。むしろ、企業研究は内部体制をじっくり研究してほしいって思いますよ。
とはいえ、学生が内部体制を研究するのは、非常に難解です。何を基準に検討したらいいのか?が判らないからね。判断する材料や経験が何もないし。
でも、「働く動機」次第では、内部体制が固まっていない会社に入社するのは、それ相応の覚悟が必要です。本当にその会社に惚れていないと厳しいかもしれない。就活は夢や野望、憧れで進めることが出来るけど、入社後は毎日の積み重ね。つまり現実の世界です。特にベンチャーの要素を持つ会社であれば、仕事がキツイのは当然の範疇です。その仕事がキツイという事象をどう捉えるか?に寄っては大変な負荷になることもある。それに輪をかけて、内部体制が成熟してないと、自分を守ってくれるものがなくなってしまいます。
実際に、早期に辞めていく人の退職理由って、こういう内部体制の充実度合に起因する場合が結構あるんです。
でも、就活生全てが、内部体制が充実している業界に進む訳ではないし、全ての人が大企業に入社する訳ではありません。やっぱり多くの業界に色々な学生が進むし、規模の小さい企業に入社する人もたくさんいます。
そういった学生が、できるだけ入社後に悩まないために、学生でもある程度推察できる、ベンチャー企業の内部体制の見方を教えましょう。あくまでもひとつの考え方ですけど。
つづきます。

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