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シリーズ 18 「企業規模を視る」 一年後の評価

企業規模
2017-01-14

企業規模

就活のゴールに関して、学生サイドと会社サイドの思惑に温度差がある・・・ということにもう少し焦点を当ててみます。
学生は、「内定をゲットすること」に就活のゴールを定めている傾向があります。例えば、今の時期、つまり1月くらいから本格的にESを書き始めたり、説明会に行きだしたりして、面接等々のステップをクリアし、6月くらいにある企業から内定をいただいた場合、その内定をいただいた日がゴールになるということです。
学生が考えるこのゴールは、大学時代の時間の範疇にあります。だって卒業までにまだ数ヶ月あるんだから。
一方で、会社サイドの就活のゴールは、入社後にあります。つまり来年の4月以降に定めているということ。これだけでも時間的にかなりの温度差がある。
卒業前にゴールを定めている学生と、卒業後にゴールを定めている企業。時間的なもの以外に、何に温度差があるか?というと、学生サイドは、消費者的な視点であるということに対して、会社サイドは従業員的な視点であるということなんです。これは結構デカイ。
消費者的視点というのは、HPやテレビCMを見たり、実際に商品を扱ってみたり、サービス業であれば店舗に行ってみたりするということ。一見すると、熱心な企業研究をしているように感じますが、でもお客様視点であることには変わりありません。
しかしその会社に入社してしまうと、今度は立場は一転します。つまり商品を作ったり売ったり、また他人にサービスをしたりする側に回ります。だって従業員なんだから。
消費者的な視点というのは、非常に心地よいものなんです。「あんな商品扱ってみたい」「あんな活気ある店舗で私も働いてみたい」なんていう感覚です。これは企業の販売戦略が見事にハマっているということの証なんですが、実際に企業の中に入ってみると、そんなに心地よくはありません。だって従業員なんだから。泥臭い仕事や体力的にキツイ仕事、また先輩や上司にドヤされることもあるでしょうね。そうしないと消費者に心地よさを与えることが出来ず、結果的に売上が伸びなくなるからです。
学生はまだ働いたことがないので、従業員の視点になって就活をしなさいと言っても、これは絶対に出来るはずがないんです。でも、就活は会社サイドのイベント。ということは、会社サイドのゴールの方が現実的、ということになるんです。
実際に従業員になって仕事を始めた場合、入社前に描いていた仕事感とギャップが出ることがほとんど。その際に何が自分の拠り所になるかというと、それが内部管理体制ということになるんです。中でも労務環境と、人事評価です。
実はベンチャーのような規模の小さい会社で働く場合、ちょうど一年後、つまり入社2年目を迎える際に、どういう評価を会社から受けるのか?を知っておくことが重要なんです。入社後に仕事が想像以上にキツイ・・・とか、人間関係でうまくいかない・・・とかっていうハードルを頑張ってクリアし、仕事に精進した結果、会社がその功績にどう応えてくれるか?っていう点。就活の際、企業を選ぶポイントとしては非常に大事。
大企業であれば、就活時に人事評価制度のことはあまり気にしなくていいんです。どういうカタチであれ、必ずあるからです。でもベンチャーにはまだ根付いていないことが多々あります。中途採用に力を入れてきているので、同じ座標軸で、評価できないという側面もあります。
でも新卒入社の人にとっては、実績はこれから作っていくという状況。1年目の評価を、中途の即戦力の人と同じ評価でなされてしまったら、普通は勝てる訳がありません。新卒を採用する以上は、何がしかの評価制度があってしかるべき、ですね。一般論としては。
従業員的な視点で就活するのが難しいからこそ、この入社2年目のことを考えて、人事評価制度について考えるようにしてみましょう。僕の今までの経験上、企業規模の小さい会社を選別する際には、この人事評価についてだけ確認して選んでもいいくらいだと考えますね。学生が考える「働く動機」にも寄るんですが、よっぽどの志を抱いている学生以外は、人事評価の仕組みが未熟だと、きっと入社後に苦しみますから。
それでは、どうやって確認していけばいいのでしょうか?

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