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シリーズ 19 「企業規模を視る」 最後に質問はありますか?で聞くこと。

企業規模
2017-01-16

企業規模

その会社の人事評価システムの確認をした方がいい・・・と、簡単に書いてしまいましたが、会社サイドから見た場合、このシステムの導入が一番難しいんです。
言うまでもなく現在の日本のサラリーマンは、年功序列や終身雇用に守られた存在ではありません。いろいろなしがらみが残っているので、あからさまには宣言できないまでも、どこの企業も「成果主義」「実力主義」ということをコンセプトにした人事評価システムに移行させています。
歴史ある業界に属する大企業であってもご他聞に漏れず、ですので、企業規模が小さく、また歴史の浅いベンチャー企業であればなお更ですね。ベンチャー企業では、指示待ちタイプや長いものに巻かれろタイプの人であれば、毎日が苦痛で仕方ないと思います。だって教えてくれる人がいないんだから。ベンチャーは既存の体制に挑戦しようとすべく立ち上がった会社です。そんな環境に身を投じようとするタイプは、成果主義・実力主義じゃないと納得はしないでしょうね。
しかしそれは中途者の話。新卒の皆さんがベンチャーを選ぶときには、この「成果主義」「実力主義」という言葉に安易に踊らされないようにして下さい。
僕は、人事採用のプロではありません。僕の本業はまさに、ベンチャー企業の内部体制の仕組みを作り上げていくことです。その一環として、人事採用もしてるし、人事評価システムも作ったことあるし・・・っていうこと。実際に当事者として係っているからこそ言えるのですが、会社によっては、成果主義とか実力主義っていう言葉の裏には、現状の評価システムが何も出来上がってない状態っていうことがあります。
成果や実力というのは、何を以って成果とか実力と定めるか?によって基準が変わってくる、実に相対的に曖昧なものです。その会社統一の基準を作るために、会社の人事部は日々、アタマを悩ませているんだから。
だから極論すれば、ベンチャー企業で人事評価システムが導入されてシッカリ運用されているところなんて無いと言っても過言ではないと思う。まさに今作り上げている途中という会社がほとんどでしょう。これはある程度の歴史が必要なんですよね。
でもベンチャーの中には、成果主義とか実力主義という言葉をご都合解釈して、所謂、「言い値評価」をしているところもあるんです。俗に言う、社長の鉛筆ナメナメの世界。
「アイツは、よく夜遅くまで頑張ってるので、給料上げよう」 「アイツは、すぐ帰ってしまうので、据え置きだな」
みたいな感じね。ここまで行くと社長や人事サイドの感情丸出しって感じです。まあここまでヒドイ会社で、新卒を採用しようと考えているところは無い・・・と信じたいですが。
しかし、従業員を評価するという想いが希薄な会社ほど、説明会とかで成果とか実力とかって叫びがちなので、ここは冷静に聞きましょう。どういう評価システムを採用しているか?を具体的に説明会等々で教えてくれるところだとベストですが、まあそんな会社は無いだろうなあ。
でも、会社の人事評価システムがどうなっているのか?は、その会社がどのくらい従業員のことを大事に考えているか?を知るバロメーターになります。ここがナアナアになっていると、必ず入社後にモチベーションが下がりますので。特に社会人としての実績がない新卒はね。
ということで、学生の皆さんがベンチャー企業を受ける場合、その会社の人事評価がどうなっているのか?と確認しないといけないのですが、どうやって確認したらいいと思いますか?
実はこれって意外と簡単で、面接の最後に面接官が、「何か質問はありますか?」って聞いてくるでしょ?あのタイミングで、
「それでは一つお尋ねしますが、御社の人事評価システムの実態ってどのようになっているのですか?私が仮に御社にご縁があって入社させていただいた場合、入社後1年間で、具体的にどのような評価をされるのか?を差し支えない範囲でも良いですので教えてください」
と聞いてみましょう。こういう質問をしてくる学生ってなかなかいないんですよ。少なくとも僕は会ったことないですね。だいたい学生が最後にしてくる質問って、会社の商品やサービスのような、消費者的な視点のものが圧倒的です。
でも、最後の質問って結構悩むでしょ?だからこれさえ覚えておけば、悩まなくて済みますよ。一つ就活の悩みが減ったでしょ(笑)?
つづきます。

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