twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ 22 「企業規模を視る」  年俸制の背景

企業規模
2017-01-19

ベンチャー企業にエントリーして、その会社に興味を持った場合、入社後にどのように評価されるのか?というのは、自分の将来設計に係ってくる・・・よって、この人事評価システムについて聞いておくことが必要です。従業員を大切にしない会社に入ると、きっと後悔します。
ベンチャー企業は、内部体制の仕組みが出来上がっていない場合が多いのですが、過去に新卒を採用した企業であれば、その先輩たちをどのように評価したか?っていう基準を聞いてみると、おおよその実態が掴めます。それは未成熟な評価基準かもしれません。でもベンチャーの場合、成熟度はあまり関係ない。問題なのは会社がどのくらい従業員を大切に思っているか?ということですから。
だから内容が判らなくても、ここは我慢して聞き耳を立てましょう。具体的な手順を説明してくれる面接官であれば、まあその会社は大丈夫。逆に抽象論や理想論に終始する面接官であれば、実態は伴っていないと考えてもらっていいと思います。
ただ、この辺りの境界線を見定めるのは、学生には難しいかもしれません。でも聞かないともっと判らないから。とにかく聞いてみること。これが一番大事です。
さて、人事評価システムに関連して、もう一つ重要な点。「年俸制」についてです。
ベンチャー企業ではよく、年俸制を用いている場合があります。IT系の企業や人材系の企業では特に。この年俸制については、人事評価システムという視点でみた場合、決して悪くはない制度です。しかし一方で、数字のマジックがあるので、企業研究における採用スペックをチェックする時に、気をつけた方がいい部分もあります。
面接の最後の質問コーナーで、人事評価システムについて聞いたとき、面接官が、
「いやあ、実はウチの会社は、まだ人事評価システムは作成段階でねえ。だから今は年俸制なんだ」
って回答してきた場合、皆さんならどう判断しますか?
ベンチャー企業に限って言うと、実はこれは従業員を大事にしているかどうか?は判らないまでも、決して悪くはない会社と言えます。少なくとも従業員を単なる駒扱いにはしていないと思われます。従業員に優しい会社ってこと。
年俸制とは、例えば一年間の年収を1/12ずつに切り分けて、毎月支払うっていうもの。会社によっては、1/14とか1/16とかって切り分けにして、年2回賞与(ボーナス)という名目で支払うケースもあるでしょうが、これも年俸制。
人事評価システムが固まっていないから年俸制・・・これは見方を変えると非常に判りやすい制度なんです。だって、「とにかく一年間はこの給与でやってくれ。一年後に何かのカタチで人事評価のテーブルを設けるから」って言ってることと同じだから。不透明で曖昧な人事評価をされる会社より、よっぽど従業員に優しい会社だと思います。ベンチャーの場合はね。
賞与(ボーナス)というのは、基本的には、半年間の勤務実績を基に査定されて、そして夏と冬に支給されるお金。もちろんもらえれば嬉しいのですが、半年間の実績をどう評価して査定に反映させるのか?っていうことが固まっていないと問題です。だからいっその事、賞与額も最初に決まっている方が透明性という意味ではかなりある、という理屈になりますね。

▲PAGE TOP